仲間から学ぶことを優先するインテルMF
インテルのクリスチャン・アスラニが、8日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。
今年夏にインテルの一員になったアスラニは、周囲の期待ほど多くの出番が与えられていない。マルセロ・ブロゾビッチが負傷したあとも、シモーネ・インザーギ監督はほとんどピッチに送り出さなかった。
「僕はもっと成長しなければいけないんだ。このチームには、カンピオーネがそろっている。理由はそれだけで、おかしなことなんて何もないんだ」
「準備はできていたし、今もできている。でも、チームメートのレベルの高さを考えると、どれだけプレーできるかは分からなかった。でも、僕自身出場機会に満足しているし、いまは学びべきときだと考えている。ブロゾビッチからチャルハノールまで、みんながマエストロなんだ」
「みんなから学びたいこと? ブロゾビッチはボールを持ちながらいつでも冷静だ。バレッラは練習からいつだって気迫がすごい。チャルハノールとムヒタリャンはテクニックだ。ガリアルディーニは前線に上がる能力とフィジカルだね」
インテル適応には、やはりダニーロ・ダンブロージオの存在が大きかったようだ。
「ビッグクラブのロッカールームだから最初はもっと大変かと思っていた。でも、ダンブロージオはインテルのメンタリティーっていうものを新加入選手に教えてくれるんだ。彼はいつも、背中に書いてある名前よりも、胸にあるエンブレムが大事だと繰り返す。僕もいつか、彼のように、若手の見本になれたらと思うよ」
アスラニがレンタルでの移籍を希望したという話もあった。
「全くないよ。完全にデマだね。僕はここで満足しているし、ここにいたいんだ。この選択をしたのは僕だし、再び選択するとしても同じことを選ぶ」
カンプ・ノウでもミスは今でも気になるのだろうか。
「僕が考えてなくても、まわりが考えるものだね。国に帰ったり、街で人に言われたり、周囲が覚えているものだよ。ちょっと長いけど…。まあ、試合の後、4日くらいはあまり寝られなかった。夜な夜なあのアクションを思い出して、何度も頭に浮かんだのは間違いないよ」
子供の頃からのインテリスタというのは真実なのだろうか。
「証拠写真だったあるよ! お父さんがミラニスタで、サン・シーロにはなかなかいけなかったけど、5歳のときにダービーへ連れて行ってもらった。2007年12月だ。ピルロのFKが決まって、そのあとクルスとカンビアッソが決めたんだ。そうしたら、すぐに車に乗って帰ることになったよ。僕はサネッティさんの虜になった。2010年のあの走りは頭に焼き付いている。それだけじゃないけどね」