ガットゥーゾが信頼するアメリカ代表にビッグクラブが興味
インテルがバレンシアのユヌス・ムサを狙っているというのは確かなのだろうか。『カルチョメルカート』が、代理人のコメントを伝えた。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は17日、インテルのターゲットとしてムサの名前を大々的に伝えた。これについて問われた代理人のジャコモ・グイドリン氏は次のように答えている。
「いまは肯定も否定もできない。確かなことは、夏にバレンシアがプレミアリーグのあるクラブから届いた2500万ユーロのオファーを断ったということだけだ」
「ユヌスは今レギュラーとしてプレーしていて、ワールドカップに出場する。これが重要なショーケースになり得るのは間違いない。ビッグクラブ、特にセリエAのクラブがたくさん興味を持っている」
ムサは子供の頃、イタリアで過ごしている。バレンシアの指揮官はジェンナーロ・ガットゥーゾだ。
「ワンダフルだね。監督とはイタリア語で話している。ミステルは彼を指導し、彼はミステルのカルチョに心酔している。彼に欠けていた狡猾さや勇敢さといったものを学んでいる」
「ガットゥーゾは彼にとって理想的な監督だ。いつもプレーさせてくれるし、交代させることもあまりない。ユヌスは6番、8番、10番、レジスタ、インサイドハーフ、トレクァルティスタのどこでもできる。ちょっと勇敢さが足りないが、ガットゥーゾがそれを引き出してくれている」
ガットゥーゾは数カ月前、ムサについて20チームから連絡があったと話した。
「どの20チームかは知らない。ただ、私に連絡があったクラブなら分かる。いずれにしても、バレンシアを去るとしたら、確かなプロジェクトがあるというのが前提だ。彼はチャンピオンズリーグやヨーロッパの大会に継続的に出なければいけない」
ムサの価値はこれからさらに高まりそうだ。
「バレンシアは壁を作るつもりだ。来夏になれば、3000万、4000万以下では売らないと思う。粘ろうとするだろうが、ある程度の額なら、拒否するのは難しい。昨夏にはバルセロナからも連絡があったが、交渉は発展しなかった。私の感覚では、現時点ではセリエAかプレミアリーグのクラブが有利だと思っている」