バレンシアのユヌス・ムサ獲得に動く
インテルがこの冬の移籍市場でバレンシアのユヌス・ムサ獲得に動いているようだ。17日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
ムサは現在19歳で、今月29日に20歳の誕生日を迎える。カタールワールドカップに出場するアメリカ代表の一員だ。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるバレンシアでは今季リーグ戦11試合に出場。うち10回が先発と、定位置を確保している。
2026年までバレンシアとの契約があるムサだが、ワールドカップで価値を高める可能性は大いにある。そこでインテルは早い段階で動いており、交渉で先手を打ちたいようだ。1月の引き抜きが困難であれば、今季終了後という形で話し合っていくものとみられている。
両親がガーナ人のムサは、ニューヨーク出身。2012年から2019年にかけてアーセナルのアカデミーに所属していたためイングランドの市民権があり、性別代表はイングランドのユニフォームを着ていた。しかし2020年11月にアメリカA代表でデビューを飾り、カタールワールドカップ行きをつかんでいる。
ムサとイタリアのつながり
ガーナ人の両親を持つニューヨーク生まれのムサ。アーセナルで育ち、現在はスペインで活躍中だが、イタリア適応に不安はない。というのも、アーセナルへ行く前にムサはイタリアで暮らしていたのだ。
ムサは生後半年ほどで家族とともにイタリアに移住。カステルフランコ・ヴェネトで育った。ムサは地元クラブであるジョルジョーネ・カルチョでカルチョを学んだあと、ロンドンへ渡っている。