「クラブ幹部から私に連絡があった」
セバスティアーノ・エスポジトのイタリア帰国は、アンデルレヒトの許可があったのだろうか。同選手の代理人であるマリオ・ジュッフレディ氏が、『TMW』の独占インタビューに応じた。
「アンデルレヒトの経営陣から、セバスティアーノ・エスポジトを1日早く送り返すと私に個人的に連絡があった」
「私は論争を起こしたくないタイプだ。ただ、間違ったメッセージが流布してしまっているとしたら、それを修正しなければいけない。若く高いプロ意識を持ってやってきた選手を守るのが私の仕事であり、この問題について明白にするのは私の義務だと考えた」
セバスティアーノ・エスポジト騒動とは?
アンデルレヒトは13日に中断前最後のゲームを行ったが、エスポジトはベンチ入りしなかった。一部ベルギーメディアは、12日にエスポジトがイタリアに帰国したと報道。これを受けて、アンデルレヒトとインテルはレンタルの早期打ち切りに向かっていると伝えられていた。
しかし、アンデルレヒトのロビン・フェルトマン監督は13日、「イタリアに帰ったとは知らなかった。選ばれていない選手もスタジアムにいるべきだ」と発言。少なくとも監督はエスポジトの帰国を聞いていなかったということで、選手が独断で行動したことが疑われている。
アンデルレヒトでの成績
20歳のエスポジトはロメル・ルカクとの関係性もあってアンデルレヒトで大いに歓迎された。7月末の開幕からレギュラーでコンスタントに出ていたが、初ゴールは第8節のウェステルロー戦。その頃からベンチスタートが多くなっている。
10月に入ると、さらに出番が減少。第11節メヘレン戦で初めて出番なしに終わると、その後は終了間際に数分間だけ起用されるような形になった。カンファレンスリーグでも起用されない上、11月6日のアントワープ戦では89分の投入だった。
そこにきて13日のヘンク戦でもベンチスタートであることを聞かされて不満に思ったエスポジトが勝手な行動に出た、と考えるのが一般的だが、果たして真実は…。