インテルGKが語るバルセロナ戦
現役時代にインテルで活躍したジュリオ・セーザルが、11日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。
ジュリオ・セーザルはインテルが3冠を達成した2009/10シーズンの守護神。準決勝でバルセロナとの息詰まる熱戦を制してファイナルに進み、バイエルン・ミュンヘンを下してビッグイヤーを掲げた。
そのバルセロナとインテルは今季のチャンピオンズリーグで対戦している。サン・シーロでの第1戦は疑惑の判定もあってインテルが勝利し、バルセロナは敵意をむき出しにしているところだ。
ジュリオ・セーザルは、当時の熱気との比較を求められ、次のように答えた。
「チャンピオンズリーグの準決勝とグループステージを同じレベルに置くことはできないよ。ただ、確かなことは、私たちのときと同じような強いメンタルで臨まなければいけないってことだね」
インテルでは現在、アンドレ・オナナの存在感が高まっている。アドバイスを求められると、ジュリオ・セーザルはこう話した。
「彼に何を言えばいいと? 意気込みは十分だろう。それに、オナナはバルセロナで育った選手だ。モチベーションや思い入れはさらに大きいはずさ。かつてのナンバーワンがメッシだったとしたら、今のバルセロナにはレヴァンドフスキという別のフェノーメノがいる。私には僕がやったようなセーブをレヴァンドフスキに対してしてもらいたいね」
シモーネ・インザーギ監督はしばらく、サミル・ハンダノビッチとオナナを併用している。この点についても質問された。
「インザーギの選択に首を突っ込むつもりはない。とにかく、オナナは才能豊かなGKだ。でも、だからこそ、ハンダノビッチのような偉大なGKとともに日々の練習ができる機会を最大限に活かすべきだと言っておきたいね」