立候補登場も…
1日のセリエA第8節でローマに敗れたインテルだが、監督交代には動きそうにない。『コッリエレ・デッラ・セーラ』が伝えた。
今季なかなか調子が上がらないインテル。当然シモーネ・インザーギ監督に対する非難の声は高まっている。しかし、現時点で動けないというのが同紙の見解だ。
その理由は2つ。4日にチャンピオンズリーグのバルセロナ戦が行われること。過密日程が続くインテルは、このタイミングでの監督交代が自滅行為だと考えている。
もう1つの理由は契約面。インテルとインザーギ監督は最近契約延長を済ませたばかり。年俸500万ユーロの契約が2024年まで残っているため、簡単にクビを切るわけにはいかない。
また、「スティーブン・チャン会長は監督交代が最後の手段としか考えていない」とも同紙は記しており、インザーギ監督への疑問は強まっているものの、現体制で乗り越える方に期待しているようだ。
インザーギしかいない
『FcInterNews』によると、インテルは最近、パウロ・ソウザから監督就任の逆オファーがあった。ただ、現実的な話ではない。また、デヤン・スタンコビッチも以前から噂になる候補だが、「メディアに踊らされているだけ」と同メディア。実際には「インザーギ以上の選択肢がいない」ため、監督交代に動くことはないはずだとしている。
また、ジュゼッペ・マロッタCEOのキャリアにも言及。インテルCEOはシーズン途中の監督交代に消極的なCEOであり、これまでのキャリアでは1999年ヴェネツィア時代にルチアーノ・スパレッティ監督に言い渡しただけだという。
これらの条件から、やはりインテルの監督解任は、少なくともカタールワールドカップによる中断までは起きそうにない。