2つめのステッラは「手の届く夢」
インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが8日、『スカイ』のインタビューに応じた。
インテルはミラノダービーを落として、バイエルン・ミュンヘン戦にも敗れた。8日にはアッピアーノで選手、テクニカルスタッフにディレクター陣も加わって、徹底的に討論したと報じられている。マロッタCEOはこれについて次のように話した。
「負けるたびに何が良くなかったのかを掘り下げる。討論はディレクターの仕事の一部だ。我々はディレクターもテクニカルスタッフも非常に団結している。討論は必ず将来に向けて大きなプラスを生み出すものだ」
バイエルン・ミュンヘン戦は明らかな力の差を見せつけられた格好だった。
「まあ、今はもうイタリアがトップリーグじゃないことはすでに明白だ。プレミア、ラ・リーガ、ブンデスリーガはより多くを投じることができるし、偉大なカンピオーネを抱えることができる。イタリアの方が厳しい状況だが、それを言い訳にしてはいけない。昨日は強いチームと戦って負けた。どこが良くなかったのかを分析することだ」
現在の問題は動きとメンタル、どちらに起因しているのだろうか。
「この心配は、不安や恐怖をもたらすものではなく、徹底的な分析、昨日インザーギが下した重要な決断をする勇気、個々と全体でパフォーマンスを上げるというところにつながるものでなければいけない。インテルは常にインテルであり、歴史と伝統がある。誰がピッチに立っても、常に競争力がなければいけない」
バイエルン・ミュンヘン戦では一部メンバーを入れ替えた。これはシグナルなのか。
「勇気、の話だ。監督は11月13日まで続くストレスのある日程でチームを引っ張るマネジャーだ。質の高い選手たちがいて、その選手たちを対戦相手や練習の様子から選んでいかなければいけない。ここ2試合は残念ながら2敗してしまったが、ベストを尽くしてくれていると思っているよ」
マロッタCEOは、インザーギ監督への信頼を口にした。
「素晴らしい仕事をしている。彼はチームの管理に長けているよ。まだシーズンは始まったばかり。サン・シーロに足を運んでくれるティフォージに報いる必要がある。こういった失敗は、未来へのプラスでしかない。ずっと信じて進んでいくことが大事だ」
インテルの今季の目標はスクデットなのだろうか。
「インテルが大会に参加する以上、常に最大限をやらなければいけない。2つめのステッラは、手の届く夢だと私は思っている。そう信じていかなければいけない。強敵がいるのは確かだが、恐れおののくようなことは絶対にいけない。最終的に勝つのは、最高のチーム。それが我々であればこの上ないが、そうでない場合でも我々としての義務を果たさなければいけない」