コッパ・イタリアでミラン戦を担当したシモーネ・ソッツァ
23日に行われるセリエA第34節のインテル対ローマは、大きな注目を集めている。一部のロマニスタは、この一戦の主審に選ばれたシモーネ・ソッツァに疑いの目を向けており、SNSでさまざまな意見をぶつけた。
ソッツァ氏は1987年生まれの34歳。本業は弁護士である。2012年からセリエDを担当し始めると、2015年に現在のCへ。2018年からはセリエBを担当し、2020年1月のパルマ対ウディネーゼでセリエAデビューを飾った審判だ。
ロマニスタたちが問題視しているのは、キャリアの浅さではない。ソッツァ主審の地元だ。同主審はミラノから約24kmのところにあるモンツァのブリアンツァの人間ということで、ロマニスタたちはSNSなどで不満を爆発させている。
ただ、イタリア審判連盟(AIA)は信頼を持ってソッツァを送り出す。公式な声明を出してはいないものの、『メッサジェーロ』によると、AIAの関係者は「選ぶ側も完全な信頼をもって決めた」と話しているとのことだ。
ソッツァ主審はインテルの試合で主審を務めたことはないが、2月にコッパ・イタリアでミラン対ラツィオのゲームをさばいている。その際は特に問題視されなかったテーマだが、ローマのティフォージは見逃さなかった。
疑惑の判定が出ようものなら、このテーマが再び話題になることは必至。ソッツァ主審のジャッジには、普段以上の注目が集まりそうだ。