「アウジリオらとの話が刺激に」
インテルからバーゼルにレンタルされているセバスティアーノ・エスポジトが14日、スイス『20min』のインタビューに応じた。
19歳のエスポジトは、昨年夏にバーゼルに加入。最高のスタートを切ったあとで負傷離脱すると、チーム内でのトラブルもあった。
それでも2月末から本格的に復帰を果たし、3月10日のマルセイユ戦で久々にゴールを記録。4月3日のヤング・ボーイズ戦では、リーグ戦で8月以来の得点を挙げた。
インテルの下部組織で育ったエスポジトは、いつかインテルに戻ることを夢見ている。
「インテルには僕よりもはるかに経験豊富な真のトップストライカーがいる。すぐにインテルでプレーできるなんて幻想は抱いてないけど、再びプレーしたいね」
バーゼルへの移籍は、ロメル・ルカクにも相談していたという。
「いまでも連絡を取っているよ。彼には成長するためにプレーすべきだって言われたんだ。ただ、バーゼル行きを勧めたのは誰よりも代理人だったんだ」
「マルセイユ戦でゴールを決めて、うまくいっていることが示せたと思う。より一貫性が出てきた。チームのためにたくさん走っている。ヤング・ボーイズ戦とマルセイユ戦では、12km近く走った。データが示しているとおりだと思うよ」
現監督との良好な関係について話したエスポジトは、前監督との間にも問題はなかったと話した。その上で、会長である元スイス代表のダビド・デゲンの話しか聞いていないという噂についても質問されている。
「彼の電話番号すら知らないよ。メディアは僕と彼を標的にしているように思う。僕は7日連続で紙面に出た。今季6ゴール10アシストをしたという事実には一切触れられていないんだ。ちょっと槍玉になっていると感じるけど、良い兆候だよ。メディアが僕について取り上げるということは、それだけ僕がステータスがあるととれるからね」
今季終了後の去就については、次のように語っている。
「正直、あまり言えることはないよ。僕は自分の将来にそれほど影響力があるわけじゃない。バーゼルが僕を残したいなら、完全移籍オプションがある。そうでなければ、インテルがどうするかだ」
「最近インテルの人とビデオチャットをした。偶然だけど、そのときにスポーツディレクターのピエロ・アウジリオとディレクターのダリオ・バッチンも部屋に入ってきたんだ。彼らには、もっともっと活躍して批判を黙らせるときがきたぞ、って言われたね。良い刺激になったよ。その2日後にマルセイユと対戦してゴールを決め、その後アシストも4つ記録しているんだ」