総年俸上昇の恐れも
ロメル・ルカクのインテル復帰はあるのだろうか。『コッリエレ・デッラ・セーラ』は、「夢物語から提案に変わった」と記している。
昨年夏にルカクを放出したインテルだが、ルカクはチェルシーで苦戦が続いており、インテル復帰が噂されるようになった。チェルシーがルカクを手放す意思があるかは分からないとしても、不可欠な選手とは言えない状況。複雑な取引ではあるものの、完全にあり得ない話ではないと主張している。
障壁は主に2つ。まずは前述のとおり、チェルシーが放出の意思を持っているかどうかだ。そして、より広範囲に影響を及ぼすのが、資金面である。
『コッリエレ・デッラ・セーラ』は、前提条件として、インテルは余剰戦力やレンタル中の若手を売却ないし退団させなければいけない。マティアス・ベシーノ、ステファノ・センシ、アレクサンドル・コラロフといった選手を切る必要があるだろう。
さらにインテルは、フリートランスファーでパウロ・ディバラを迎えたい意向で、こちらは最低でも年間750万ユーロが必要。アレクシス・サンチェスやアルトゥーロ・ビダルを手放してコストが浮くとしても、これはディバラにあてられるかもしれない。
インテルはルカクを買い戻すことなどできないため、復帰があるとすればレンタルでの取引になる見込み。ルカクの給料を支払うことになれば、むしろ現状よりもチーム総年俸は高くなる恐れもある。
リスクのある取引なだけに簡単な話ではないが、ルカクの昨季のインパクトはあまりに大きかった。そのため、今後もしばらくはこういった話題が続くかもしれない。
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