ユヴェントス撃破で自信回復のインテル
インテルは3日、セリエA第31節でユヴェントスと対戦し、敵地で1-0の勝利を収めた。シモーネ・インザーギ監督が、会心の勝利を喜んでいる。
調子を上げていたユヴェントスと、調子を落としていたインテル。勝ち点1差でユヴェントスが迫っていたインテルは、どうしてもイタリアダービーで勝ち点3が必要だった。
[affi id=11]
内容的にはかなり苦しんだものの、粘り強い守備で無失点に抑えたインテルは、イタリアダービーで白星を手にしている。
インザーギ監督は試合後、『DAZNイタリア』でコメントを残した。
「とても重要な勝利であることは間違いない。ミランとナポリにくらいつかなければいけないからね」
最近ではインザーギ監督の手腕に関する話題も出ていた。この勝利でそういったプレッシャーを取り除けたかと問われると、指揮官はこう答えた。
「そうかもね。ただ、プレッシャーというのは正直全く感じていなかった。インテルにいれば、最近のように結果が出ない時期があればプレッシャーがあるのは当然のことだ。ただ、一部主力がいなかったしね。むこうは今でも我々が優勝候補の本命だと言うのだろうが、ここで我々は11年間勝っていなかった。いずれにしても、これはナポリとミランを追う上で、大きな自信になるはずだよ」
試合前のインタビューでは、ジュゼッペ・マロッタCEOが監督への信頼を口にした。
「クラブから契約延長を求められている。でも、結果を評価する必要があるから待ってほしいとこたえているんだ。最近の結果により、7カ月の素晴らしい仕事にかげりがある。それでも信頼を感じるね。昨日もティフォージがアッピアーノまで応援にきてくれた。この7カ月にやったことに手応えがある。批判があるのも分かるが、カルチョの世界で30年間過ごしているからね。建設的な議論は受け入れていくよ」
大きな議論を呼びそうなジャッジにも触れている。
「(PKはあったか?)ああ。そのあとのチャルハノールのゴールもね。蹴り直しもなくてよかった。前半戦の対戦では、ジャケットを投げつけて退席になったから、今回は黙っていた」
ユヴェントスに押し込まれていたものの、インザーギ監督は試合をコントロールできていたと感じている。
「正直、問題はほとんどなかった。クロスバーに当たったシーンはハンダノビッチに対する明らかなファウルがあった。後半はザカリアにチャンスを許したが、ほかにはあまりやられなかったね」
[affi id=12]