「センシ放出はグロテスクなミス」
不振が続くインテル。シモーネ・インザーギ監督への批判が目立ってきている。
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昨年夏にセリエA王者のインテルの指揮官に就任したインザーギ監督。優勝チームでの新しい仕事は簡単ではないと思われたもののシーズン前半に圧倒的な強さを見せて称賛を浴びた。アントニオ・コンテよりも攻撃的なカルチョだと、前任者以上の働きだと絶賛されている。
しかし、最近は一気に急速。スクデットどころか、4位ユヴェントスの足音も聞こえている状況だ。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、インザーギ監督の複数の問題点を指摘。コンテ監督にあった勝利への執念、プレッシャーの管理に欠けていることに触れた。また、インザーギ監督が繰り返す「アプローチの問題」にも言及。こちらは指揮官がポジティブすぎるがゆえにチームに厳しく接することができていないと、コンテ時代との違いがあると記した。
インザーギ監督は、早い時期からインテルとの契約延長交渉が始まっていたと言われているが、現在はそれが中断している様子。『コッリエレ・デッラ・セーラ』は、「2月5日にインテルは電源がオフになった。ミランにダービーで敗れた日から確実性を失い、インザーギはそこからチームを再び立ち上がらせることができていない」と記し、ここから1カ月が指揮官の未来を左右するとした。
『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、「コンディションも自信も失ったが、何よりも失ったのは自分自身」だとインテルの現状を表現。「マルセロ・ブロゾビッチの不在が本当に決定的であるなら、1月のメルカートでステファノ・センシをサンプドリアにレンタルしたのはグロテスクな失敗だ」とした。現在のインテルにプランBがないことが大きな問題だと分析している。
ミランに敗れたあと、カンピオナート6試合で1勝4分け1敗と苦しんでいるインテル。直近2試合をケガで欠場しているブロゾビッチが帰ってきてどうなるかは気になるところだ。次節ユヴェントス戦で悪い流れを断ちきれるだろうか。
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