エリートではないインテル新戦力
インテルに加入したロビン・ゴセンスが、『DAZNイタリア』の番組内でさまざまなテーマについて語った。『TMW』が取り上げている。
ドイツ人の母とオランダ人の父のもとに生まれたゴセンスは、幼少期をドイツで過ごした。ドイツ時代はサッカー選手としてのエリート街道を歩んでいたわけではないものの、ドイツ7部リーグでプレーしていた際にフィテッセ関係者にスカウトされ、そこから飛躍を果たした。
「この2つが僕を遙か彼方へ導いた」
自身のこれまでの歩みについて、ゴセンスは次のように語っている。
「僕は自分のキャリアをすごく誇りに思っている。こういったレベルに達するために努力を怠ったことはない。ほかの選手に比べると、才能はあまりないかもしれない。でも、僕の強さはメンタルと規律だ。この2つが、僕を遙か彼方まで導いてくれた。インテルのレベルまで達したことを誇りに思うし、幸せだ。ピッチとジムで長い時間を過ごして学び、改善してきた。その結果、こうやってこういった場所で話すことができている」
メルケル元首相も話題にしたゴセンス
ドイツのアンゲラ・メルケル元首相は昨年、外交でイタリアのマリオ・ドラーギ首相と会談したあと、報道陣に対して「ドラーギ首相とはゴセンスの話をしました」という冗談で場を和ませた。
「こういった人物が僕のことに触れてくれるのはうれしいことだよ。たぶん、EUROでのパフォーマンスを観ていてくれたんだろうね」
サッカー選手じゃなかったら…
エリートではなかったゴセンス。将来は警官になるつもりだったと明かした。
「サッカー選手じゃなかったら、警官になっていたと思うよ。僕は18歳まで、どこかのアカデミーに所属するわけでもなく、友達とサッカーをしているだけだったしね」
「ある日、家に帰ったら、両親に大きくなったら何になりたいんだい、って聞かれたよ。そのとき、おじいちゃんみたいに警官になりたいと言ったんだ。そのあとオランダに行って、全てが変わったんだけどね。でも、僕はそういうつもりでいた。そのあと、ずっと一番の夢だったプロのサッカー選手が本気で目指せる夢だと分かったんだ」
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