ルカクがいても、今のインテルはあったのか…
インテルのシモーネ・インザーギ監督が、12月24日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで前半戦を振り返り、自身のカルチョやターニングポイントについて語っている。
今シーズンからインテルを指揮するインザーギ監督。序盤は失点が多く不安定さが目立ったが、次第に安定感をつかむと、圧倒的な強さを見せて前半戦を終えた。
——誰もがインザーギが自由を与えたと口にしている
「現代のカルチョは、何よりもスペースについてだ。自由がそれを指す。私は選手たちに自分たちで決断することを選ばせている。観客がもっと大勢戻ってきたら、ベンチから全てを指示することはより難しくなるだろう。攻守を組織することはできるし、映像でのスカウティングもたくさんしている。その上で、選手が決めるんだ。試合中は3秒以内に理解して選択して行動に移す必要がある。試合はその選択の連続だね」
——トリノ戦ではバストーニがあがった
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「(相手DF)ボンジョルノがビダルのマークをする仕事をしていることが分かった。それが起こり得ることは事前にスカウティングしていたから、カウンターの動きをチェックしていたんだ」
——インテルは551分間無失点。シーズン序盤はなぜ苦しんだのか
「私も近年気づいたことだが、負けたあとでより強くなることもある。ラツィオ戦のあとで我々にそれが起きた。マークがよりタイトになり、チームがさらにコンパクトになった。みんなが犠牲になることを覚えたね」
——ルカクがいても、今のインテルは同じプレーだったか
「アッピアーノで1週間一緒にやったが、彼は素晴らしい選手だ。彼がインテルを出るとは思っていなかった。ハキミだけだと思っていたよ。選手にはそれぞれの特長があるんだ」
「それからルカクが出て行くということが分かった夜、私はマロッタとアウジリオに連絡をして、ジェコを頼んだ。ずっと前から我々が求めていた選手だ、と返事をもらったよ」
バストーニ、なぜそこに…
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