インテルのシモーネ・インザーギ監督が6日、ミラノダービーの前日会見に臨んだ。
ミランを勝ち点7差で追うインテルは、先月17日のラツィオ戦を落としたものの、そこからは無敗。課題とされてきた守備も安定し始め、調子を上げている。
インザーギ監督がさまざまなテーマについて語った。
直接対決でクオリティの飛躍は?
「私の意見では、直接対決はうまくいった。ユーヴェ戦もだし、アタランタ戦でも、我々はPKを失敗している。ラツィオ戦も75分間は最高だった。明日はとても大きなチャンスだ。我々はローマで負け、連戦で悪いスタートを切ったが、その後5勝1分けだ。そこで大きな自信を手にした。いずれにしても、明日の試合で大事なのは結果だね」
ラツィオ戦で精神的な変化が?
「ここ数試合では自分たちを歪めることがなかった。なぜなら、たくさんチャンスをつくって、多くのゴールを決めているからだ。チームとして取り組むことで守備面が改善したことは明らかだね。ブロックは非常にコンパクトだ。ユーヴェ戦ではほとんどやられなかったよ」
ほかのダービーとの違いは? 監督キャリアで最も重要なダービーか
「間違いなく違う。ミラノでは初だからね。とても気合いが入っているよ。チャンピオンズリーグの遠征から戻ったのが木曜日だから、調整は違う。昨日、我々は全員がここにいて、今日はみんな早くきたね。ティフォージも待ちわびている。熱気に包まれるだろう。我々は素晴らしいティフォージに恵まれている。明日もそうだ。我々が苦しんでいるとき、みんながそばにいてくれるだろう」
ハカン・チャルハノールのダービーに?
「今日と明日の練習がまだだが、中盤には素晴らしい答えがある。チャルハノールはウディネーゼ戦で素晴らしいゲームをしたと思う。ビダルはチャンピオンズリーグで見事だった。ガリアルディーニはエンポリ戦とラツィオ戦でベストの一人に入る。ベシーノはウディネーゼ戦でプレーしたが、すでに解決した問題を抱えていたところだね。センシはもっと出番を得るのに値する。ピッチの中央で素晴らしい競争がある。それでいいんだ。メンバーは私の頭にある程度あるが、まずは練習で確認することだ」
順位について
「順位は大事で、注意深く見なければいけない。ただ、ダービーでは、ピッチに入れば、順位はゼロにリセットされる」
最高の攻撃と、2番目の守備の激突
「一方は多くのゴールを決めて、あまり危険な場面をつくられていない。もう一方は、機動力が高く、長年一緒にプレーしていて、優れた監督がいる。最大限の注意が必要だ。我々はとても良い時期だと認識している。最強攻撃陣だ。素晴らしい試合にできるだろう」
バレッラの契約延長とブロゾビッチ
「監督としてはうれしいことだ。私を支持してくれるオーナーとディレクターがいることはありがたいね。この夏にいくつか大きな売却が必要というのは分かっていた。それと同時に、大事な補強もあった。クラブは私の意向を汲んでくれた。そして、この契約延長だ。プロジェクトが進んでいることは明白で、インテルは前進している。クラブは野心的で、ディレクターは常にそばにいる。ラウタロ・マルティネスとバレッラの契約延長は重要だ。ほかの選手についても話し合うが、私はピッチのことに集中する。残りの部分については、私のそばにいてくれるディレクターたちが考えてくれる」
コンテがインテルの選手を狙っているという噂は気になるか?
「私は考えていない。試合に集中するだけだ。それは1月に考えることであり、目の前にはダービーがある。素晴らしい試合にして、ティフォージに喜んでもらわないとね」