インテルとボローニャに思い入れがあるフリオ・クルスは、特別な一戦を楽しみにしている。
17日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、フリオ・クルス氏のインタビューを掲載した。18日のインテル対ボローニャには、特別な想いがある。
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フリオ・クルスは、現役時代にボローニャとインテルの両クラブでプレー。インテルを率いるシモーネ・インザーギ監督はラツィオ時代の同僚で、ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督はインテルで一緒だった。
それに加えて、インテルはこのボローニャ戦でホアキン・コレアとラウタロ・マルティネスの「Co-La」コンビが先発する見通し。アルゼンチン人のフリオ・クルスにとっては、これも特別だ。
――インテル対ボローニャ
「目を閉じると、イタリアで過ごした素晴らしい時間がよみがえる。ミラノでもボローニャでも、多くの友達ができた。今も連絡を取る仲間もいるし、早く会いたいね。私にとっては、間違いなくスペシャルな試合だ。ボローニャは私をイタリアに連れてきてくれたクラブだ。インテルでは多くのタイトルを勝ち取り、たくさんの感動をもらった」
――ホアキン・コレアとラウタロ・マルティネス
「まだ一緒にプレーしていないのが不思議だね。彼らは互いを補う。攻撃はもちろん、チームのために動くこともできるね。トーロ(ラウタロ)のことはみんなよく知っている。いつもゴールを狙っていて、特にエリア内では決定的だ。コレアはもう少し低い位置から始めるタイプで、スピードのあるドリブルが武器だね」
――ラウタロはルカクが移籍したあとのリーダーになれるか
「ルカクはインテルで破壊的だったから、その後任というのは重すぎる。私個人としてはまだ早い。でも、良い道にいると思う。チームのために頑張ることをいとわないしね。でも、彼の仕事はエリア内だ。そこでまずは違いをつくることだね」
――コレアはジェコと組むときとどう違うか
「トゥク(コレア)はテクニックがすごい。1対1は圧倒的だね。ジェコはまさに典型的なセンターフォワードで、中盤と絡むのが好きだ。トゥクはスペースを狙っていくタイプだよ」
――2人の友人が監督として活躍することは予想していたか
「ミハイロビッチはそうだね。マンチーニのアシスタントのときから、そういった野心を示していたよ。時間の問題というだけだった。うまくいくだろうということは、みんなが思っていたことだ」
「インザーギの方がびっくりだね。ただ、ラツィオでプレーしていないときも彼は注意深く観察していた。当時から監督の勉強をしていたんだね」
――インザーギはコンテの後任にふさわしいか
「絶対にそうだよ。ロティートとターレは彼に賭けた。彼は機会をいかした。彼のラツィオは観る分には素晴らしく、対戦するには厳しい。ターレもロティートもインザーギも、みんなが賭けに勝ったんだ。インテルのベンチは、シモーネにふさわしいよ」
――明日の試合で勝つのは?
「それは聞かないでよ…。でも、有利なのはインテルかな」