ベンフィカは13日、ジョアン・マリオの加入を正式に発表した。これを受けて、スポルティングCPとインテルがバトルを続けている。
移籍金ゼロの理由
ジョアン・マリオは昨シーズン、スポルティングCPにレンタルで移籍した。そこでの活躍が認められ、スポルティングCPは完全移籍での獲得に動いている。しかし、インテルは金額面を不服として、別の取引相手を探した。
そんな中、同じポルトガルのベンフィカが獲得に名乗りを挙げると、インテルはこのオファーに満足。取引相手として交渉を重ねていく。
しかし、最終段階で問題が発覚。2016年にインテルがスポルティングCPからジョアン・マリオを獲得した際、「ポルトガルの別のクラブに選手を放出した場合は3000万ユーロのペナルティが発生する」という条件が付いていた。
そのため、インテルはベンフィカにジョアン・マリオを売却するわけにはいかず、契約解除を選択。ジョアン・マリオは最終的に移籍金ゼロでベンフィカに加わった。
スポルティングCPの怒り
スポルティングCPは13日に声明を出し、インテルを非難した。その内容は次のとおり。
「スポルティングCPの取締役会は、インテルがジョアン・マリオとの契約を解消したのは、スポルティングCPとの契約を回避するための手段だったと確信を持っている」
「クラブは利益を守るために、被害と義務の不履行について、利害関係者に責任を負わせる」
インテルが反論
これについて、インテルは声明でリアクションした。
「スポルティングCPの主張は受け入れられないものだ。非常に深刻かつであり、何よりも根拠のない」
ようやく決着がついたジョアン・マリオの放出だが、この一件はまだ尾を引きそうだ。