オランダ代表は27日、EURO2020ベスト16でチェコ代表と対戦し、0-2で敗れた。オランダ『NOS』が試合後の選手のコメントを伝えている。
この一戦で大きなカギを握ったのは、51分の場面。最終ラインのマタイス・デ・リフトが守備時の対応を誤ると、ルーズになりかけたボールを手で触った。当初はイエローカードだったものの、VARで確認したのち、レッドカードに変更。10人となったオランダは、まさかの敗退となった。
デ・リフトは試合後、「つらい。僕がやったことでチームが負けてしまった。今思うと、ボールをバウンドさせちゃいけなかった。僕たちが試合をコントロールしていたと思う。ピンチはほとんどなかった。特に前半はね。でも、レッドカードで違いが生まれてしまった」と落胆のコメントを残している。
一方でデ・フライは、「彼のせいじゃない。彼はとても責任感があって、あの年齢だけど経験は豊富だ。彼のせいだとは思わないよ」と擁護。「今日は彼にとって簡単な日じゃないだろうけど、素晴らしいDFだということに変わりはない。これからさらに向上するはずだ」と語った。
さらにデ・フライは「チェコは良いチームで一体感があった。僕たちが過小評価していたわけじゃない。厳しい試合になると思っていたよ。でも、勝つ自信はあった。それが敗戦についてコメントすることになるとはね…。細かいところが違いになった。前半ももっとできることがあったね」と振り返っている。