12日に行われたEURO2020のデンマーク代表対フィンランド代表で、ショッキングな出来事が起きた。デンマーク代表のクリスティアン・エリクセンが試合中に倒れ、そのままピッチから運び出されている。
0-0で迎えた43分、それまで普通にプレーしていたエリクセンは、スローインのボールを受けようとした際に異変。自身のもとに飛んできたボールに反応せず、そのまま倒れ込んでしまった。デンマークの選手たちがエリクセンを隠すように囲み、心臓マッサージを行った。
エリクセンが所属するインテルにとっても、もちろん衝撃的な出来事だ。
ジュゼッペ・マロッタCEOは「我々はピッチで起こる過酷なことを目の当たりにしてきた。残念ながら、これはイタリアのピッチでも起きたことであり、まずは愛情を示してくれた全ての人に感謝したい。このスポーツが最高に価値のあるものだと改めて証明された。デンマーク代表の選手たちには、固い絆があった」と述べた。
さらに同CEOは、「現時点でエリクセンはデンマーク代表のスタッフのもとで管理されている。彼らが最新の情報を持っていることは間違いないが、インテルのメディカルスタッフとも連絡を取り合っている」と語っている。
ただ、最悪の状況は避けられたようだ。同CEOはインテルの団結を強調する中で「彼の回復を最優先に尊重したい。だから邪魔になりたくない。10分前にエリクセン自身がクラブのチャットにメッセージを入れてくれた。それだけしか言えない」と明かした。