インテルは、ラウタロ・マルティネスとニコロ・バレッラの契約延長を、夏までまとめたい意向だ。8日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
バレッラはEURO後に話し合いか
シモーネ・インザーギ新監督は、バレッラを高く評価しており、新生インテルを背負う一人と期待しているという。そのため、将来に不安が生まれないうちに残留を確定させたいようだ。実際、バレッラに対してはバイエルン・ミュンヘンなども関心を持っているとのことで、インテルは早めに交渉をまとめたいと考えている。
バレッラの現行契約は、年俸250万ユーロ+ボーナス。インテルは400万+ボーナスまで条件を改善する準備を整えている。バレッラはEURO2020に臨むイタリア代表に呼ばれているため、すぐに交渉に入ることはできないが、大会が終わり次第、話し合いの場を設けるつもりとのことだ。
ラウタロ・マルティネスは新たに肖像権を要求か
一方で、ラウタロ・マルティネスについては、基本的に残留の方針で進んでいる。こちらはすでに前の代理人たちと進めていた交渉が大筋で合意に達しているが、アレハンドロ・カマーニョ代理人はここに肖像権をラウタロ側に残すという条件を加えたがっているそうだ。インテルはこれを受け入れるものとみられる。
ただ、スペインからアトレティコ・マドリーがラウタロを狙っているという。ディエゴ・シメオネ監督がラウタロを気に入っているとのことで、獲得に熱心なようだ。ただ、インテルはラウタロの売却額を9000万ユーロ以上に設定。これを超えるオファーがなければ、夏のビッグネーム放出はアクラフ・ハキミのみになるとみられる。