インテルは30日、クラブの新しいロゴを発表した。ミュンヘンを拠点に活動するデザイナーのミルコ・ボルシェ氏が、誕生秘話を語っている。
約1年間にわたって新しいロゴの製作に取り組んできたボルシェ氏は、『Vogue.it』でデザイン誕生について語った。
「ブランドにとって、今はデジタルの時代で、モバイルデバイスで表示されることが非常に重要となる。カルチョの場合はさらにはっきりしている。若者が多いし、アジアでも多くの人が、非常に小さなデバイスで視聴している。ただ、多くのクラブがトレンドに適応していない。例えばチャンピオンズリーグの試合結果を一覧でみると、チームのロゴがほとんど表示されていないことが分かる」
「主要な問題は、金と白のコントラストだった。テレビや持ち運ぶデバイスの画面では見えなくなっていた」
「コンセプトの絶対数を減らし、本質的な要素をより明確にする必要があった。インテルは大衆的なクラブで、世界中にクラブのシンボルを肌に刻んでいる人がいる。この変化は文字通り、多くの人の生活に影響を与えることになる」
「インテルは創設以来、兄弟愛とインクルージョンの概念を表現してきた。普遍的なロゴをつくることで、これまでのような形でチームを追っている人だけでなく、たとえばeスポーツにアツくなる人にも適したものになる。ミニマルでコンテンポラリーなものだ」