かつてイタリアで活躍したフリオ・クルスの息子が、母国アルゼンチンでトップデビューを果たした。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
21歳のフアン・マヌエル・クルスはバンフィエルドの所属で、父と同じでセンターフォワード。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、フリオ・クルスは息子の成長を見守っており、かつて自身が活躍したボローニャに連れて行きたいと考えている模様。両クラブはすでにコンタクトを取っているという。
フアン・マヌエル・クルスとは…
21歳のトップデビュー。決して早くはない。その理由は才能の面ではないようだ。アルゼンチン『TyC』がフアン・マヌエル・クルスのコメントを伝えた。
「父が引退したあとで僕たち家族はアルゼンチンに戻ることにした。そのタイミングで両親は僕たちに勉強するようにと決めたんだ。学校での勉強が終わったとき、友達と話していたら、もう年齢が年齢だから、今からカルチョはきついんじゃないかって言われた。だから会計士の勉強を始めたんだ。自分にカルチョが合っているのかどうかチャレンジしてみたいって言うまでに半年経っていたよ。それからバンフィエルドでチャンスをもらったんだ」
憧れの選手として、ルイス・スアレス、ズラタン・イブラヒモビッチ、ロベルト・レバンドフスキの名前を挙げたフアン・マヌエル・クルス。デビューについてはこう話している。
「試合後にたくさんメッセージをもらった。返信に時間がかかったよ。イタリアの友達からも電話をもらったね。イタリアの市民権は持っているけど、いつかアルゼンチン代表でプレーしたいな」