インテルからモンツァにレンタルで加入しているDFロレンツォ・ピローラが、完全移籍に向かっているかもしれない。『FcInterNews』が伝えている。
19歳のピローラは、昨年秋のメルカート最終日にモンツァへのレンタルが決定した。しかし、モンツァ加入当初はCBで5番手の扱いで、全く出番なし。厳しい時期を過ごしている。
しかし、セリエB直近4試合で3試合にフル出場し、一気にチームでの評価を高めた。パフォーマンスも見事と伝えられており、信頼をつかんだようだ。
そこでモンツァが完全移籍に向けてスタンバイしているとのこと。1000~1200万ユーロの移籍金を用意しているという。インテルとしては、新型コロナウイルスの影響による財政的なダメージを補うためにも、有望株を手放す可能性があるとみられ、交渉が進む可能性はある。
『FcInterNews』は、ピローラがシルヴィオ・ベルルスコーニ会長の望む選手像であることも指摘。若くて優秀な選手であることに加えて、精悍な顔立ちで、タトゥーはもちろん、ピアスもしていない。ベルルスコーニ会長が求めるクラブのシンボルとしての条件を満たしており、これも獲得に動く要因となるかもしれない。
モンツァはセリエBで現在2位。首位エンポリと勝ち点3差という状況で、1部昇格を視野に捉えている。