チリ代表のレイナルド・ルエダ監督が12日の会見でFWアレクシス・サンチェスについて触れた。この場で発言にインテルが公式声明を通じて反論する事態になっている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
チリ代表の練習を途中で切り上げたことが報告されたサンチェス。その後の会見でルエダ監督は当然サンチェスのコンディションに触れることになった。
同指揮官は「(筋肉に)違和感があって昨日は大事をとって練習を早めに終えた。そして今日は病院へ行った。今日の練習でどういった反応を見せ、どういう結論を出すかを決めていく」と述べている。
負傷を繰り返したことでメディカルスタッフに疑問が生じるのは自然な流れだが、ルエダ監督は次のように話した。
「互いを尊重すべきだ。我々はもう植民地時代に生きているわけじゃない」
「彼が45分、90分プレーしたときに、彼らがしっかりと管理する必要があった。インテルと同じようにここで扱っている。それははっきりとさせなければいけない」
インテルは公式声明で「ルエダの発言は受け入れられない」
しかし、インテルはチリ代表の対応、その後のルエダ監督の発言にお冠の様子。公式サイトで次のように記した。
「インテルはチリ代表監督レイナルド・ルエダの発言は攻撃かつ事実に反するもので、受け入れられない」
「クラブは長年にわたり、各国代表のスタッフと最高の関係を続けてきた」
「アレクシス・サンチェスについては、ほぼ毎回の招集で何からのフィジカル問題を抱えて代表から帰ってきている。それにより3カ月の離脱になったこともある。そのためクラブは多大な被害を受けており、常に選手のコンディションには慎重に配慮すべきである」
コンテ監督はアタランタ戦後…
アントニオ・コンテ監督はアタランタ戦を終えたあとで、このように話していた。
「この選手たちは休むことができない。代表へ行く選手が多いからだ。真剣勝負が2試合、フレンドリーマッチが1試合組まれている。そういった意味でも難しいシーズンだね」
「今はほとんどの選手が回復した。ベシーノは抜きにして、センシは負傷している。ただ、そのほかはルカクを含めて全員が回復した。彼が代表でケガをしないことを願っている。前回はサンチェスが負傷を抱えて帰ってきた」
「私は代表監督経験がある。こういった状況は分かる。またクリスマスまで3日おきに10試合という日程だ。全員が良い状態であることを願っている」