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ジェノア期待のヤヤ・カロン「イタリアにいなければ少年兵だった」。憧れの選手は…【動画付き】

13日のコッパ・イタリアで決勝点を挙げた20歳のカロンが注目されている。

ジェノアのFWヤヤ・カロンが、15日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。

カロンは現在20歳のFW。シエラレオネの出身だ。2015年に船で自分の国を離れた少年は、1年後にイタリアに到着。その後、ジェノアの下部組織に入団すると、昨年プリマヴェーラで9ゴールを挙げ、ダヴィデ・バッラルディーニ監督が最終節のカリアリ戦でトップデビューの機会を与えた。

カロンは13日に行われたコッパ・イタリアでジェノアの選手としてプロ初ゴールを記録。ジェノアの決勝弾を決めている。

「でなければ、少年兵になっていた」

注目高まるカロンは、なぜシエラレオネを去ったのかと問われて、こう答えている。

「そうじゃなかったら、僕は少年兵になっていた。地元の組織の一つで戦うための兵を募っていてね。家族の何人かにも起こっていたことだ。そこで両親と話して、最終的にこの決断をした」

「そのときから家には帰っていないけど、今は2、3日おきに声を聞いているよ。昨日はすぐに電話をしてトップチームで初めてゴールを決めたっていったらすごく喜んでくれたね」

「夢以上」

「ファンタジーのようだね。夢以上のことだ。こんなレベルにいるなんて考えたこともなかった。できるだけこのレベルに長くいられるように頑張らないといけない」

「僕は苦しむ人々を見てきた。ランペドゥーザ島(イタリア南端の島でアフリカや中東からの移民の目的地になることで知られている)へ向かう途中にリビアも越えたけど、その中の経験で心を開いたところもある。今は子供たちと過ごすのが大好きで、ジェノアのキャンプにも参加したよ」

入団時の出来事と憧れの選手

また、ジェノア入団時のエピソードも明かしている。テストマッチでプレーをチェックされたカロンは、前半で2ゴールを挙げると、ハーフタイムにこんなことがあったそうだ。

「ロッカールームに連れて行ってくれた。そして、僕のこれまでのことを聞かれた。でも、僕は本当のカルチョをしたことがなくて、シエラレオネの自宅の道でボールを蹴ったことしかなかった。それでも彼らは僕のことをすごく良いと思ってくれてこうなったんだ」

自身が目標とする選手についても語っている。

「本格的にプレーを始める前はクリスティアーノ・ロナウドと言っていたけど、ジェノアにきてからというものパンデフに夢中だ。選手としても人としてもね。彼はチャンピオンズリーグで優勝したし、素晴らしい成功に満ちたキャリアだ。でも、毎日彼と練習をともにすると、謙虚さがずごく大事だというのが分かるんだ」

ヤヤ・カロンの初ゴール

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