降格圏対決にも敗れ、試合後にファンが取り囲む
フィオレンティーナは14日に行われたセリエA第15節でエラス・ヴェローナと対戦し、1−2で敗れた。終了間際の失点でまたしても敗れ、最下位で残留圏の17位とは勝ち点8差に広がった。チームは試合後、かん口令を敷き、無期限の合宿に入ることを発表した。
『スポルトメディアセット』などによると、試合後のアルテミオ・フランキは緊迫した雰囲気に包まれていた。
試合終了時にはクルヴァのティフォージのほとんどが席を立っていた。スタジアムの出口には約300人が集結し、抗議のために待ち構えていた。そのため、警察がバリケードを用意するなど、物々しい空気となり、警察が護衛した状態で選手たちが練習場に入ったという。
このような事態から、クラブはすでにパオロ・ヴァノーリ監督の解任も検討し始めた模様。残留請負人として知られるダヴィデ・バッラルディーニや、ステファノ・ピオリ前監督の復帰も選択肢に含めた上で、クラブ内で協議しているとされる。
フィオレンティーナはミッドウィークのUEFAカンファレンスリーグで白星をつかみ、ようやく反転攻勢に転じるかと思われたが、またしても失速。前節初勝利を挙げたヴェローナが2連勝となり、残留争いのライバルを勢い付かせる結果となってしまった。

