ディナモ・キーウ戦で勝利
フィオレンティーナは11日、UEFAカンファレンスリーグ・リーグフェーズ第5節でディナモ・キーウと対戦し、2−1の勝利を収めた。これは10月23日のラピド・ウィーン戦以来の白星であり、パオロ・ヴァノーリ監督にとっては就任後初の勝利となった。
18分にモイーズ・ケーンのゴールで先制したフィオレンティーナは、後半の立ち上がりに同点に追いつかれたものの、74分にアルベルト・グズムンドソンが勝ち越し点を挙げた。
チームはセリエA第14節でサッスオーロに敗れ、最下位に転落。この試合では、PKキッカーを巡るチーム内のトラブルも話題を呼んだ。
サッスオーロ戦でPKを蹴りたがったケーンは、ディナモ・キーウ戦後に『スポルトメディアセット』で次のように語っている。
「庭先で起きたちょっとした出来事のようなものだった。誰かが蹴りたくて、もう一人も蹴りたくて……まあ、たまにあることさ。僕たちはみんな、全力を尽くしたいし、フィオレンティーナのために何かを与えたいと思っている。それは良いことだと思う」
「ああいうことは起きるけど、僕たちはまた笑顔を取り戻したし、そういうことにこだわっていない。もっと大事なのは、今日の勝利を手にして、それをこの街、僕たちを支えてくれる街に届けることだ」
また、本来のPKキッカーであるグズムンドソンもコメントを残した。
「僕たちには、PKを蹴る力のある選手がたくさんいる。だから、誰が蹴るかをめぐって何人かが前に出るのは当然のことだ」
「本当にキッカーは僕だ。でも、ほかにも蹴りたい選手がいるのは理解できる。とにかく今はもう過去のことだ。前を向いて、日曜の勝利だけを考えたい。ヴァノーリ? 何の問題もなかったよ」
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