“カオス”が続く最下位フィオレンティーナ
フィオレンティーナは、混乱が続いている。アルベルト・グズムンドソンが、パオロ・ヴァノーリ監督の発言を真っ向から否定した。
フィオレンティーナは6日のセリエA第14節サッスオーロ戦に敗れ、最下位に転落した。この一戦では、試合序盤にPKのチャンスがあり、このキッカーをめぐってチーム内でチーム内でひと悶着があった。
試合後、PKキッカーについて問われたヴァノーリ監督は、「本来のキッカーはグズムンドソンだが、彼が蹴りたがらなかった。次がマンドラゴラだ。ケーンは最近ゴールがなかったこともあって蹴りたかったのだろうが、そこは問題じゃない。先制して、観客も応援してくれる中、その勢いを活かせなかったことが問題だ」と語っていた。
これを受け、批判の矛先はグズムンドソンにも向かった。『DAZNイタリア』で解説を務めたエマヌエレ・ジャッケリーニが「彼には蹴る勇気がなかった」と非難。7日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は採点記事で4.5を付け、「PKを蹴らないことを選んだ。そしてピッチの上を目的なくさまよった」と酷評した。
すると、グズムンドソンは自身のSNSで反論。「これまで一度もPKを蹴るのを拒否したことはないし、これからも絶対に拒否しない。これまでクラブのために何度もPKを蹴ってきたし、何の問題もなかった。昨日は別の選手がボールを手に取り、自分が蹴りたがった。僕は満員のスタジアムで、チームメートと言い争うような人間ではない」と主張した。
この発言により、批判の矛先はマンドラゴラとケーンに向かうことになった。
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