フィオレンティーナのロッコ・コンミッソ会長が5日、FWドゥシャン・ブラホビッチの契約延長を断念したことを宣言した。クラブの公式サイトに声明が掲載されている。
フィオレンティーナはブラホビッチの契約更新に動いていたが、交渉は難航していた。それは先月末にコンミッソ会長がメディアを通してほぼ認めていたことだ。同会長は5年間で総額4000万ユーロのオファーを出したことまで明らかにしている。
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その後、双方の決裂は決定的なものとなったようで、コンミッソ会長が次のように述べている。
「フィレンツェにやってきてからというもの、私は常にティフォージに正直にやってきた。そして、守れない約束は絶対にしないと誓ってきた。この数カ月で話題となっていること、つまり、ドゥシャン・ブラホビッチの契約について、最新の情報を提供したい」
「皆さんがご存じのとおり、我々は選手に重要なオファーを出した。これはクラブ史で最も高額な選手となることを意味する契約だ。ドゥシャンと彼の側近を満足させるために、何度か条件を改善した。しかし、我々の努力にもかかわらず、オファーは受け入れられなかった」
「この数週間、私はクラブと彼を幸せにする解決策を模索してきたが、あらゆる試みは徒労に終わった」
「いずれにせよ、ドゥシャン・ブラホビッチは今後21カ月、フィオレンティーナとの契約がある。彼は常にそうしてきたように、これからもチームの目標のためにベストを尽くしてくれると確信している。彼はフィレンツェにやってきてから、そのプロ意識の高さ、ティフォージ、チームメート、監督、そしてクラブへのへのリスペクトを常に示してきた」
ブラホビッチの契約延長が失敗に終わった場合に備えて、ユヴェントスが獲得の動きを強めていたと言われている。これから、ブラホビッチ争奪戦がさらに激しくなりそうだ。