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フィオレンティーナ、プランデッリが監督辞任「私のキャリアはここで終わるかもしれない」

フィオレンティーナは23日、チェーザレ・プランデッリ監督の辞任を発表した。

昨年11月にフィオレンティーナの指揮官に就任したプランデッリ監督は、わずか約5カ月で再びクラブを去ることになった。

クラブは「チェーザレ・プランデッリの監督辞任を受け入れた。非常に残念なことだが、カルチョを超えた理由だ」と発表した。

なお、後任について現時点で発表はないものの、ジュゼッペ・イアキーニ氏が24日から指揮を執る見込みだと『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

かつて2005年から2010年にかけてもフィオレンティーナを率いたプランデッリ監督は、クラブの公式サイトを通じて、以下の手紙を記した。

フィレンツェ:2021年3月23日

私がフィオレンティーナを去るのは2度目になる。最初はほかへ旅立つために、そして今日は自分の決断だ。人生は人それぞれで、美しいものに加えて、価値のないものも蓄積していく。その毒が一気に降りかかることもある。

私は人生におけるこの瞬間、理屈に合わない居心地の悪さに陥っている。喜びと愛情を持ってこの経験に乗り出した。しかし、この街に対しての愛情があまりにも強く、このスポーツの素晴らしい瞬間を覚えているがために、何かが間違っているという最初の兆候を見落としてしまった。

私の決定はクラブと選手に対して大きな責任があるが、それ以前にまずはフィオレンティーナのティフォージへの敬意を払う必要がある。

このレベルでピッチに立つ者は、間違いなく才能を持っている。才能ある者は敏感で、私が抱える居心地の悪さを感じ取ってチームに影響を及ぼすことは絶対に避けたい。

この数カ月で私には影ができ、物事の見方も変わった。私は100%を捧げるためにここに来たが、もはや不可能だと感じた。だから、全員の利益のために身をひくことを決めた。

ロッコ・コンミッソと彼の素晴らしいファミリー全体に感謝している。ジョー・バローネ、ダニエレ・プラデーは常に私とチームのそばにいてくれた。ただ、何よりもフィレンツェに感謝を示したい。

私の監督としてのキャリアはここで終わるかもしれない。ただ、後悔はない。私の一部だったこの世界だが、もはやそうではないと感じている。私は確かに変わった。そして、世界は私が想像するよりも早く進んでいる。だからこそ、その速度についていくことをやめて止まるときだと考えた。

チェーザレ・プランデッリ

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