インテルを混乱させたムサ・ジュワラとは何者? 4年前にガンビアからやってきた少年の物語

ボローニャ

5日に行われたセリエA第30節のインテル戦で強烈な輝きを放ったボローニャFWムサ・ジュワラ。その出生を『スカイ』などが取り上げている。

2001年生まれのジュワラは現在18歳。インテル戦の得点は、プロ初ゴールだ。この試合の活躍だけでも十分なインパクトだが、これまでの物語はさらに特殊である。

ガンビア出身のジュワラは、幼い頃に孤児になり、祖父に育てられた。より豊かな生活を求めて、2016年に泳ぎ方も知らないままボートで海を渡り、6月10日にシチリアの港に着いたという。

そして、ポテンツァにたどり着くと、学校に通えないため働くことも考えたが、地元クラブのヴィルトゥス・アヴィリアーノでカルチョと出会い、熱中していくことになった。このクラブを指揮したヴィタントニオ・スーマがジュワラを息子のように扱い、のちに指揮官と妻は法的にジュワラの保護者となった。“両親”は祖父が望んでいたように、ジュワラを学校にも通わせたという。

2016年11月のフレンドリーマッチでキエーヴォ・ヴェローナの目にとまった。ただ、保護者のいないEU圏外の選手の移籍はFIGCが認めていないため、ステップアップは一度阻まれた。それでも、ポテンツァの裁判所に訴えて最終的に問題をクリアし、ヴェローナへ行くことが決まる。

才能あふれるジュワラは、プリマヴェーラ最初のシーズンで15試合に出場し、8ゴール1アシストを記録。周囲から注目を集める存在となっていった。

2018年11月11日、出場機会はなかったが、ボローニャ戦で初のトップチーム招集を受ける。その後、トルネオ・ヴィアレッジョに参加するトリノへの短期レンタルを経験。2019年5月25日に行われたフロジノーネ戦でプロデビューを飾った。

その夏にボローニャへの移籍を果たしたジュワラ。10月以降は常にトップチームの練習に参加しており、12月のコッパ・イタリアでボローニャデビューを果たすと、2月に入ってカンピオナートでも起用されるようになった。

インテル戦はジュワラにとってセリエA5試合目のゲーム。ビッグクラブ相手にゴールを決め、DFアレッサンドロ・バストーニを退場に追いやる大活躍を見せた。

今後の飛躍にさらなる注目が集まりそうだ。

インテル戦後のインタビュー

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