昨季のスクデットチームがすでに3敗
ナポリは9日、セリエA第11節でボローニャと対戦し、0−2で敗れた。アントニオ・コンテ監督は、チームの現状を憂いている。
ボローニャに良いところなく敗れたナポリは、これで公式戦3試合白星なしとなった。第11節で勝利したインテルとローマに抜かれて首位陥落となっている。
コンテ監督は試合後『DAZNイタリア』のインタビューに応じ、完敗を認めた。
「ボローニャはあらゆる面で我々よりエネルギーがあった。それを認めなければならないのは残念だ」
「彼らの方が意欲も情熱も上回っていたし、それこそが一番反省すべき点だと思う。今季すでに(全コンペティションで)5敗目だ」
「相手は木曜に試合をしていたにもかかわらず、まるで毒でも盛られたかのような勢いだった。一方で我々は、均衡した試合の中でただの作業をこなすようなプレーに終始し、結果崩れてしまった。残念だ。我々にはもっと違うエネルギーが必要だと感じている」
昨季のリーグ戦ではわずか4敗だったが、今季は第11節時点ですでに3敗を喫している。
「正直に言って、私は心配している。絶対的な主役になるはずだったチームが5敗もしているというのは、何かがうまくいっていない証拠だ」
「繰り返しになるが、我々は(スパレッティ体制で)スクデットを獲ったその次のシーズンに10位になった。そのことが、あまり教訓になっていないように思う。なぜなら、たいていの場合、人は昨日まで醜いアヒルの子だったものが、突然天使になると考えてしまうからだ」
「昨季の我々は本当に素晴らしい、価値あることを成し遂げた。でも、それは今季とは何の関係もない。今季の自分たちがまだ同じように、復讐心と情熱を持って取り組めているかどうか、自問しなければならない」
「確かなのは、エネルギーが変わったということ。昨季のようなエネルギーは、もうここにはない。そして、私がこの4カ月でそのエネルギーを変えられていないことを残念に思う。つまり、それは私の仕事がうまくいっていないか、もしくは誰かが耳を貸そうとしていないということだ」

