パッラディーノ体制でリスタートへ
アタランタは10日、イヴァン・ユリッチ監督の解任を発表した。後任はまだ発表されていないものの、ラファエレ・パッラディーノの就任が濃厚と報じられている。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】アタランタはここまで2勝7分け2敗で13位に低迷している。シーズン序盤は無敗という点でも話題になったが、第10節ウディネーゼ戦で初黒星を喫すると、続く第11節のサッスオーロ戦でも敗れ、2連敗となり、監督交代に踏み切った。
パッラディーノは夏の時点もアタランタの新監督候補として名前が挙がり、最有力候補となっていた。しかし、『スポルトメディアセット』などによれば、ルカ・ペルカッシCEOのほぼ独断でユリッチの招へいが決まったとされる。
ユリッチ監督はメルカートに口を挟まないタイプの指揮官で、結果として攻撃陣が明らかに戦力不足のままシーズンが始まり、現在の苦境に陥った。チームもティフォージも、フロントのほとんどもユリッチに好印象を持っておらず、早い段階から解任を検討し始めていた。
そのため、連敗というタイミングを“待っていた”かのように、クラブは解任を決断した。
ユリッチは1年で3度目の解任
ユリッチは、この1年は成功を収めることができなかった。
昨年11月10日にローマ指揮官を解任されると、12月21日にサウサンプトンの監督に就任したが、16試合で2勝1分け13敗という結果で2025年4月7日に契約解除。アタランタでは15試合で4勝8分け3敗という結果に終わった。

