チャンピオンズリーグ出場権も視野!?
目次
予想スタメン・フォーメーション
2022/23シーズンは5位
2021/22シーズンを8位という不本意な成績で終えたアタランタは、レモ・フロイラーをノッティンガム・フォレストに売却。ヨシップ・イリチッチとは契約を解除し、ラスムス・ホイルンドやアデモラ・ルックマンを獲得して新しいスタートを切った。
セリエAでは開幕から第10節まで無敗を続けて勝ち点を稼ぐと、その後はペースを落としながらも安定して高い順位をキープ。5位でシーズンを終えて、ヨーロッパリーグ出場権を獲得した。
2023年夏のメルカート
ホイルンド放出で動く
アタランタは比較的おとなしい夏を過ごしてきたが、ラスムス・ホイルンドのマンチェスター・ユナイテッド移籍決定から大胆な動きを見せている。前線にエル・ビラル・トゥレとジャンルカ・スカマッカを迎え、さらにミランからシャルル・デ・ケテラールを獲得。こちらはレンタルでの加入だが、完全移籍オプションも付けた。
前線はホイルンドのほかにボガも放出し、さらにドゥバン・サパタやルイス・ムリエルにも放出の噂があるところだ。
主な加入
- エル・ビラル・トゥレ(アルメリア / 2800万ユーロ)
- ジャンルカ・スカマッカ(ウェストハム / 2500万ユーロ)
- ミッチェル・バッカー(レバークーゼン / 1000万ユーロ)
- シャルル・デ・ケテラール(ミラン / 完全移籍OP付きレンタル)
- セアド・コラシナツ(マルセイユ / フリー)
- マルコ・カルネセッキ(クレモネーゼ / レンタル終了)
- ミシェル・アドポ(トリノ / フリー)
主な放出
- ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド / 7500万ユーロ)
- ジェレミー・ボガ(ニース / 1800万ユーロ)
- マッテオ・ペッシーナ(モンツァ / 1200万ユーロ)
- ヨアキム・メーレ(ヴォルフスブルク / 1200万ユーロ)
- サム・ラマーズ(レンジャーズ / 350万ユーロ)
- マルコ・スポルティエッロ(ミラン / 契約満了後)
- ジョルジョ・チッタディーニ(モンツァ / レンタル)
※移籍金は『transfermarkt』参照。
監督:ジャン・ピエロ・ガスペリーニ
2016/17シーズンからアタランタを指揮しており、2022/23シーズンは8年目にあたる。これはグランデ・インテルを築いたエレニオ・エレーラらに並んでセリエAの歴代2位タイの大記録である。歴代トップは1976/77シーズンから1985/86シーズンにわたってユヴェントスを指揮したジョヴァンニ・トラパットーニだ。
戦術の徹底と頑固な性格で様々な成功をもらたしてきたガスペリーニ。今季も才能のある若手が多くやってきたが、その手腕で飛躍に導けるかも注目だ。
主将:ラファエル・トロイ
インテルからの関心も報じられているトロイだが、このままいけば今季も主将を務めることになる。トロイはアタランタ9年目のシーズン。不動のレギュラーであり、チームメートの信頼も厚い。
最高額選手:ジョルジョ・スカルヴィーニ
『transfermarkt』の市場価値では、ジョルジョ・スカルヴィーニが4000万ユーロでチーム最高額。まだ19歳の若手で、ヨーロッパのビッグクラブが関心を示している大物だ。アタランタはまだ売り時とは考えていないようで、今夏は手放す意思がないとされている。ただ、金額次第では放出となる可能性もあるはずだ。
スカルヴィーニを含めて市場価値2000万ユーロ超えを8選手抱えているアタランタ。次のシーズンのチャンピオンズリーグ出場権も狙える陣容だ。
PKキッカー:アデモラ・ルックマン
2022/23シーズンからのメンバーとしては、アデモラ・ルックマンが有力だ。昨季はPKで3回ゴールを決めている。トゥーン・コープマイネルスも候補だが、こちらは4回担当して2度は失敗した。この2人に新戦力たちがどう割って入るかというところだろう。
サッスオーロ対アタランタのオッズは?
アタランタは20日のセリエA開幕戦でサッスオーロと対戦する。17日時点で遊雅堂のオッズは、ホームのサッスオーロ勝利が3.00倍で、アウェーのアタランタ勝利が2.10倍。ドローが3.50倍となっている。