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トリノ、夏の移籍市場の評価は? リッチの穴は埋まるのか【2025夏メルカート】

ガゼッタは高評価も、地元メディアは酷評

昨季11位のトリノは、開幕戦でインテルに0-5で敗れる屈辱のスタートとなったが、チーム力としては十分なものがある。一方で、目標をどこに置くかによって評価は大きく変わりそうだ。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は「7」をつけ、「ジョバンニ・シメオネの加入がアダムスとのローテーションを可能にし、サパタ復帰までは様々なオプションが試せる。アスラニが加わった中盤も強化され、イスマイリやエンクンクの加入で守備のローテーションも可能になった」と、選手層が厚くなったと評価した。

一方で『コッリエレ・デッロ・スポルト』は「5.5」とやや辛めの評価で、「アスラニがリッチの代役となるのは荷が重い。シメオネは戦えるFWだが、ここ3年でリーグ戦わずか6得点。離脱者が多い中でチーム構築が不安視される」と指摘している。

『TMW』は「6.5」。主力の放出にもかかわらず「シメオネ、アスラニ、エンクンク、イスラエルらが加わり、バローニ監督には十分な戦力が与えられた」とした。

ただ、トリノ専門メディアの『TorinoGranata』は、「4.5」と低評価。

サムエレ・リッチをミランに放出して中盤にはアンジョリンとイスマイリが加わり、さらにインテルからアスラニも獲得したが、イタリア代表クラスの選手の代役としては不十分だとした。

また、2024/25シーズンの課題だった、注意力不足の失点を劇的に減らすような補強がないことも問題視しており、ミリンコビッチ=サビッチが去った今、守備はさらに危険がはらんでいると悪い予感を抱いている。

さらに、4-2-3-1を敷くバローニ監督のためにウイング補強が進まなかったことは最大の問題とした。プレシーズンにはトレクァルティスタをサイドで使うなどの起用法で、移籍市場の終盤にエンゴンゲやアブクラルを獲得した形で、すぐに適応できるかに疑問符を付けている。

2025/26 トリノ予想メンバー【メルカート閉鎖版】

トリノ 2025/26 主な移籍

名前Pos.移籍元移籍金備考
ザカリア・アブクラルWGトゥールーズ800万€
フランコ・イスラエルGKスポルティングCP400万€
マーカス・ペデルセンDFフェイエノールト350万€
クリスティアン・アスラニMFインテルレンタルレンタル料150万€
シリル・エンゴンゲWGナポリレンタルレンタル料100万€
ジョバンニ・シメオネFWナポリレンタルレンタル料100万€
ニルス・エンクンクDFフランクフルトレンタルレンタル料50万€
クリスティアーノ・ビラーギDFフィオレンティーナ10万€
アルディアン・イスマイリDFエンポリフリー
ティノ・アンジョリンMFエンポリレンタル

放出選手

名前Pos.移籍先移籍金備考
サムエレ・リッチMFミラン2300万€
ヴァンヤ・ミリンコビッチ=サビッチGKナポリレンタルレンタル料1500万€
アントニオ・サナブリアFWクレモネーゼ250万€
セバスティアン・ヴァルキエヴィッツDFサッスオーロレンタル
カロル・リネッティMFコジャエリスポルフリー
ケヴィン・ハヴェリDFリヴォルノフリー
アントニオ・ドンナルンマGKサレルニターナフリー
デンバ・セックWGパルチザンレンタル

※移籍金は『transfermarkt』を参照。

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