充実のシーズン後、一転して大混乱に
フィオレンティーナは30日、ラッファエレ・パッラディーノ監督の退任を正式に発表した。契約は双方合意のもとで解除されている。
パッラディーノ監督は昨夏に就任し、セリエAで6位、UEFAカンファレンスリーグでは準決勝進出と、印象的な成績を残した。公式戦53試合で26勝12分け15敗という安定した戦績を記録している。フィオレンティーナにとっては過去10年で最高の成績であり、飛躍のシーズンとなった。
新シーズンに向けて期待が高まる中での電撃退任の背景には、ダニエレ・プラデーSDとの関係悪化があったと言われている。フィオレンティーナのティフォージは29日には、ティフォージがプラデーSDに対する抗議声明を出し、強く反発した。
『TMW』によれば、プラデーSDはクルヴァ・フィエーゾレから批判の的になっていることにショックを受けており、真剣に進退を考えている。
フィオレンティーナはダビド・デ・ヘアやモイーズ・ケーンの去就など、喫緊で解決すべき問題を抱えている状況だが、こうした内部の混乱は、新シーズンの準備にも影響を及ぼす可能性がある。