「不思議な展開」だったクルブ・ブルッヘ戦
アタランタは18日、UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント・プレーオフ第2戦でクルブ・ブルッヘをホームに迎え、1−3で敗れた。2試合合計2−5で敗退が決まっている。試合後にジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が『スカイ』でコメントを残した。
アタランタは開始3分で失点して難しい状況となったが、多くのチャンスをつくった。しかし、決定機を活かすことができず、少ないピンチで失点して前半を終えて3点のビハインドとなった。後半開始直後に途中出場のアデモラ・ルックマンの得点で1点を返したが、61分にはPKを決められず、点差を縮められなかった。試合終盤、相手に小突かれたトロイが反撃して退場処分を受け、アタランタの敗退が決まった。
ガスペリーニ監督が試合を振り返った。
「2試合ともかなり不思議な展開だった。チャンピオンズリーグは細かい局面が勝負を決める。今夜も開始直後に失点してしまった。こちらにも多くのチャンスがあったが、相手はそのすべてを完璧に活かした。前半を3点ビハインドで終える展開じゃなかった。チームはプライドを持って戦ったが、トロイの場面だけは本当に残念だ。最終的なスコアは少し厳しすぎると思う」
「プレー自体は悪くなかったが、結局試合を決めるのはゴールだ。我々はそこに苦戦している。ただ、これ以上負傷者が増えなければ、リーグ戦の終盤に向けて良い成績を収められるはずだ」
ルックマンの先発起用はできなかったのか
「君たちより、私はもう少し事情を知っている。ルックマンはまだ一度も実戦形式の練習をしていないし、数日前までシュートを打つのにも苦労していた。事情を知らないと簡単に言えてしまうが、実際にはそういうことだ」
フィジカルコンディションが良くなかったのか
「いや、最後まで持ちこたえていたと思う。PK失敗で少し勢いが落ちたが、フィジカルの問題ではない。単純に相手の方がスピードがあった。我々もチャンスはつくったが、もっと決めきるべきだった。この2試合を通じて我々の方がチャンスは多かったが、相手は若くてエネルギッシュで、技術のあるチームだった。この結果は受け入れなければならないが、やはり悔しさは残る」