ファジョーリやザニオーロを獲得したヴィオラ
2月3日に冬のメルカートが締め切られた。フィオレンティーナは多くの選手を獲得・放出したクラブの一つで、新戦力の活躍が残りのシーズンのカギを握りそうだ。
フィオレンティーナはまず、エドアルド・ボーヴェの不在を補うためにナポリからマイケル・フォロルンショを獲得した。ただ、動きが本格的になったのはやはり1月下旬で、様々な取引を成立させている。
ダニエレ・プラデーSDは、ラッファエレ・パッラディーノ監督の要望に応え、モンツァからパブロ・マリを獲得した。さらに、移籍市場の最後にナポリがピエトロ・コムッツォの獲得を熱望していたが、断ったことも戦力的に大きな意味があるだろう。
シェール・エンドゥール(パリ・サンジェルマン)、ニコロ・ザニオーロ(アタランタ)、ニコロ・ファジョーリ(ユヴェントス)の加入により、フィオレンティーナの戦力は一気に向上したと言っていいだろう。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の補強採点はセリエA20チーム中3位タイの7。「ファジョーリは15年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得を夢見るための重要なピース。パッラディーノ監督はニコロ・ザニオーロという名のルービックキューブを解くという仕事が求められる。エンドゥールも中盤のジョーカーとして期待」とした。
ジョナタン・イコネとリッカルド・ソッティルを放出したにもかかわらず、その後釜を獲得していない点を見ると、パッラディーノ監督はウインガーをそれほど重要視していないことがうかがえ、より中央に寄った攻撃を目指していることが考えられる。パブロ・マリとの再会が実現したことからも、指揮官の意向に沿った補強ができたと言えるかもしれない。
2024/25冬の主な移籍
加入
- マイケル・フォロルンショ(MF)←ナポリ
- パブロ・マリ(DF)←モンツァ
- シェール・エンドゥール(MF)←パリ・サンジェルマン
- ニコロ・ザニオーロ(FW)←ガラタサライ(シーズン前半戦はレンタルでアタランタ)
- ニコラス・バレンティーニ(DF)←ボカ・ジュニオルス
- ニコロ・ファジョーリ(MF)←ユヴェントス
放出
- ルーカス・マルティネス・クアルタ(DF)→リーベル・プレート
- ジョナタン・イコネ(FW)→コモ
- リッカルド・ソッティル(FW)→ミラン
- マイケル・カヨーデ(DF)→ブレントフォード
- クリスティアン・クアメ(FW)→エンポリ
- クリスティアーノ・ビラーギ(DF)→トリノ