フィオレンティーナなどで活躍したMF
インテルの下部組織出身で現在ヴェネツィアに所属するアルフレッド・ダンカンが、イタリア国籍取得を報告した。
ダンカンはガーナに生まれ、15歳のときにイタリアにやってきて、ピストイアのイタリア人夫婦ジュスティさんの家庭に引き取られた。その後、インテルの下部組織で育ち、プリマヴェーラではタイトル獲得に貢献。フィオレンティーナやサッスオーロで活躍し、今年7月にヴェネツィア加入が決まっている。
ダンカンは、イタリア到着から10年経った2019年にイタリア国籍取得のための手続きを開始した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあって手続きが遅れていたが、ようやく受理され、正式にイタリア人となった。
ダンカンは、「これからはアルフレードって呼んで」と記した。ダンカンの名前はAlfred(アルフレッド)で、これはイタリアのAlfredo(アルフレッド)にあたる。イタリア国籍取得を機に、イタリア風の「Alfredo(アルフレード)」と自分を紹介することで、新たなアイデンティティを示した形だ。
今季加入したヴェネツィアでは、セリエA開幕から2試合続けてフル出場している。イタリア人となった31歳のベテランの今後の活躍に注目だ。