イタリア代表の右サイドはまた1年で移籍
トリノは22日、ラウル・ベッラノーヴァのアタランタ移籍を発表。ウルバーノ・カイロ会長が同日の『トゥットスポルト』でインタビューに応じた。
カイロ会長は前日、SNS上で一部のファンと口論となり、ベッラノーヴァの放出を望まないティフォージに対して苛立ちを見せた。トリノは今夏、アレッサンドロ・ボンジョルノをナポリに売却したことでも話題となっている。
ただ、カイロ会長はベッラノーヴァ放出は正しい判断だったと確信しており、次のように語った。
「この数週間で、彼の代理人から選手が落ち着いていない様子だという話を聞いていた。EURO2024にイタリア代表として出場したあと、彼はオファーを待っていた。だから、アタランタから話があったときにすぐにイエスと答えた。驚くことではない」
1年前にはボンジョルノでも同じことが起こっていた。
「そうだ。ボンジョルノが残ってくれたことはうれしかったが、選手の意思に反して残留させるのは間違いだ。それはニコラス・ヌクルとアンドレア・ベロッティで学んだ。その過ちを繰り返してはいけない。長期的に見れば、その決断はブーメランとなって返ってくる」
『トゥットスポルト』は、ベッラノーヴァが2年連続で同じチームに在籍していないと指摘した。
「私は答えを持っていないし、彼については良いことしか言えない。それは直接電話で聞いたわけではなく、代理人からの情報だね。いずれにせよ、選手を売っているのはトリノだけではない。チャンピオンズリーグ出場権を取ったボローニャや模範的なアタランタでさえ、主力を放出している」