ボローニャの新戦力はどんな選手?
ボローニャは2023/24シーズンに活躍したジョシュア・ザークツィーを2024年夏のメルカートでマンチェスター・ユナイテッドに放出した。その後釜として、タイス・ダリンガが加入して注目を集めている。オランダからきたストライカーは、どんな選手だろうか。イタリアメディアの報道をもとに紹介する。
プロフィール
タイス・ダリンガ(Thijs Dallinga)
生年月日:2000年8月3日(23歳)
国籍:オランダ
ポジション:フォワード
身長:190cm
これまでのキャリア
オランダ人のタイス・ダリンガは、FCエメンの下部組織でプレーしたあと、2018年にフローニンゲンのセカンドチームでプロデビューを果たしたが、なかなかトップチームでインパクトを残せず、出場機会を得るのに苦しんだ。その後、2021年に加入したエクセルシオールに移籍したことで大きく飛躍する。2021/22シーズンには、エールステ・ディヴィジ(オランダ2部リーグ)で37試合に出場し、32得点8アシストを記録。プレーオフでも6試合で4得点1アシストを記録した。この活躍が評価され、翌シーズンにはフランスのトゥールーズへ移籍し、リーグアンでもその得点力を発揮した。
トゥールーズでは2シーズンを過ごし、公式戦で合計37ゴールを挙げた。その中にはヨーロッパリーグのリヴァプール戦での得点や、クープ・ドゥ・フランス決勝での2ゴールが含まれている。これらの実績により、ダリンガはフランス国内外で注目を浴びる存在となり、2023年11月にオランダ代表デビューを飾っている。
プレースタイル
ダリンガは典型的なターゲットマンとして知られており、長身とフィジカルを活かしたプレーが特徴だ。特に空中戦に強く、ヘディングでのゴールやセットプレーでの存在感が際立っている。また、意外にも足元の技術も高く、ボックス内でのシュート精度も優れている。前線に張るだけでなく、相手ディフェンスラインの裏を突く動きも狙っている。
ボローニャ入団会見で本人が憧れの選手として挙げたのは、ルイス・スアレスとズラタン・イブラヒモビッチだ。特にスアレスについては、「フローニンゲン時代に彼が見せたプレーに感銘を受けた」と語っており、彼から多くの影響を受けたことを公言している。スアレスのようにゴール前での冷静なフィニッシュと、イブラヒモビッチのようなフィジカルと技術の融合を目指している。
ボローニャ加入の経緯と条件
冒頭で触れたように、ボローニャはマンチェスター・ユナイテッドに移籍したザークツィーの穴を埋めるためにダリンガを獲得した。移籍金は1500万ユーロがベースで、さらにパフォーマンス次第で最大200万ユーロのボーナスが加わる可能性がある。
本人の意気込み
入団会見でダリンガは、「ザークツィーと連絡したわけじゃない。ここでのプレーは僕自身の選択であり、新たな挑戦に胸が高鳴っている」と語った。
マメ知識
- 彼の憧れの選手はルイス・スアレスとズラタン・イブラヒモビッチ。特にスアレスはフローニンゲンのOBであり、意識しているという。
- ボローニャでは背番号24を選んだが、これは「特に理由はない」とのこと。
ソースは『ガゼッタ・デッロ・スポルト』『GianlucaDiMarzio.com』『fanpage』