【随時更新】24/25夏・移籍確定情報

ダミアン・ピサーロは何者? ウディネーゼに加入した19歳は新たなサンチェスになれるのか

2024/25シーズン注目の若手を紹介

数々の若手を輩出してきたウディネーゼが、この夏にチリのコロコロからダミアン・ピサーロを獲得した。19歳のアタッカーは、どんな選手なのか。イタリアメディアの情報をもとに紹介する。

プロフィール

ダミアン・ピサーロ(Damián Pizarro)

生年月日:2005年8月3日(19歳)
国籍:チリ
ポジション:FW
身長:187cm

これまでのキャリア

ダミアン・ピサーロは、チリのサンティアゴで生まれ、幼少期からサッカーの才能を発揮した。ウニベルシダ・デ・チレのユースアカデミーでキャリアを始め、2020年にコロコロとのユースチームの試合で2ゴールを決めて、コロコロの練習に招待され、その場で加入が決まったという。

2021年、コロコロのトップチームでデビュー。新型コロナウイルス感染拡大の影響でチームが選手不足に陥った際、16歳でトップチームデビューを果たした。デビューシーズンからそのフィジカルとテクニックで注目を集め、すぐにレギュラーの座を確保している。チリ代表の関係者の目にも留まり、2023年11月に18歳でチリ代表デビューを飾った。

2023シーズンには、コロコロで公式戦7ゴール7アシストを記録し、クラブの主力選手としての地位を確立した。この活躍がウディネーゼのスカウトの目に留まり、2024年1月にウディネーゼへの移籍が決定。その上でレンタルでコロコロに残留し、2024シーズンはリーグ戦13試合に出場して5得点1アシストという結果を残している。

プレースタイル

ピサーロは、典型的なセンターフォワードとしての特性を持ちながら、現代サッカーに必要な多様なスキルも兼ね備えている。彼の最大の特長は、優れたフィジカルとスピードだ。187cmの長身でフィジカルも強いため空中戦は得意としており、セットプレーでの存在感が抜群だ。また、ボールをキープする力とスペースをつくり出す動きで、チームの攻撃において重要な役割を果たすことができる。

一方で、フィニッシュの精度には改善の余地があるとされている。多くのチャンスをつくり出しながらも、ゴールに結びつける決定率がいまいちという指摘がある。さらに、プレーの判断も課題で、これから学ぶべき要素と考えられている。しかし、まだ19歳の若手であり、学ぶ時間はたくさんあるはずだ。

マメ知識

  • ウディネーゼ、フィオレンティーナ、ローマ、インテルなどでプレーしたダビド・ピサーロとは血縁関係なし。
  • ウディネーゼ加入前には、骨嚢胞(のうほう)の手術を受けたため、プレシーズンは別メニューになる見込み。ウディネーゼは7月18日からオーストリアキャンプの予定だが、ここでは合流しない模様。
  • アレクシス・サンチェスに憧れており、彼と同様にウディネーゼでの成功を夢見ている。
  • ウディネーゼが支払った移籍金は350万ユーロ。さらに、将来の売却時の移籍金の一部をコロコロに支払うことになっている。

ダミアン・ピサーロは、その若さと才能でウディネーゼの将来を担う存在として期待されている。彼の成長と共に、ウディネーゼの攻撃陣がどのように進化していくのか、今後のプレーに注目だ。

ソースは『numero-diez.com』『mondoudinese.it』『calciomercato.com』

ダミアン・ピサーロ紹介動画

この記事が気に入ったら
フォローしてね!