ロティート会長が鎌田大地退団にも触れる
良い形で2023/24シーズンを終えたラツィオだが、ファンにとっては不安な夏になっている。『スカイ』が2日にクラブの現状を伝えている。
シーズン途中から指揮を執ったイゴール・トゥドール監督は、まだラツィオで続けるかを決めていない。指揮官はクラブからの信頼を感じていないことが大きな要因だという。
トゥドール監督は、以前からクラブとの意見の違いに疑問を持っていたが、メルカートの動きでさらに関係はギクシャクしているという。
クラブ再建のために若返りが必要という意見は一致しているものの、対象とする選手については意見が割れている模様だ。指揮官はニコロ・ロヴェッラ、マッテオ・ゲンドゥージ、グスタフ・イサクセンといった選手たちを犠牲にして自身が望む選手を獲りたいが、クラブの意向は違うという。トゥドール監督が評価していたサッカー日本代表の鎌田大地が残らなかったこともプラスには働いていないはずだ。
クラウディオ・ロティート会長は、「トゥドールから私に不満は届いていないし、我々は監督をかえる理由がない。トゥドールが我々のもとを去って別のクラブへ行くとは思えない」と噂を否定するコメントを残しているものの、関係は冷え切っているというのが『スカイ』の見解だ。
なお、同会長は鎌田の退団についてもコメントしており、「1年の契約延長でボーナスとして250万ユーロを要求された。我々を脅すような行為に対しては断固とした態度をとる。我々は傭兵だと分かった人間は全て追い出し、ゼロからリスタートする」と述べていた。