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アドリアン・ベルナベーは何者? パルマで輝く若きスペイン人プレーメーカー

グアルディオラの愛弟子がセリエBを席巻

2023/24シーズンのセリエBで優勝したパルマは、来季セリエAに戻ってくる。そのチームで特に輝いた選手の一人が。アドリアン・ベルナベーだ。バルセロナとマンチェスター・シティで育った彼は、ジョゼップ・グアルディオラの愛弟子として知られている。22歳のスペイン人は、どんな選手だろうか。イタリアメディアの情報をもとに紹介する。

プロフィール

アドリアン・ベルナベー(Adrián Bernabé)

生年月日:2001年5月26日(22歳)
国籍:スペイン
ポジション:ミッドフィールダー
身長:175cm

これまでのキャリア

ベルナベーは、カタルーニャのCFダムというクラブでサッカーを始め、7歳のときにエスパニョールの下部組織に加入した。彼の才能はすぐに周囲の目を引き、クラブは特別な配慮をもって彼の育成に努めたという。彼の初めてのコーチであるシャビ・コロミナスは、「これまでに指導した中で最も印象的な選手」と語っている。

エスパニョール下部組織での数年間、ベルナベーはキャプテンとしてチームをけん引し、自身は多くのトーナメントで優秀選手賞を受賞した。2014年には、バルセロナのカンテラに移籍し、そこでペップ・グアルディオラと初めて出会う。グアルディオラはベルナベーの才能に魅了され、彼を将来有望な選手と評価した。

バルセロナで数シーズン過ごした後、ベルナベーは2018年にマンチェスター・シティに移籍。U-23チームで経験を積み、グアルディオラの下でトップチームのトレーニングにも参加した。カラバオ・カップのオックスフォード・ユナイテッド戦でトップチームデビューを果たし、その後も数試合プレーしたが、世界中から選手が集まるクラブでトップに定着することはできなかった。

それでもU-23では53試合に出場して11得点16アシストという結果を残しており、チームを指揮していたエンツォ・マレスカ監督から高評価を受けていた。同指揮官が2021年夏にパルマの監督に就任することが決まると、ベルナベーもイタリアに連れて行った。

しかし、イタリア1年目は前半戦を完全に棒に振った。心臓の手術を受けた関係で長期離脱を強いられている。ただ、このリハビリ期間中にフィジカルを鍛えて、精神的にも向上したとされており、この期間がのちのベルナベーを築いたという見方もできそうだ。

2022/23シーズンは守備的MFとしての起用が多かったベルナベーは、今季から10番に背番号を変更し、より攻撃的な役割を担当した。昨季のセリエBで1得点3アシストだったが、今季は8得点4アシストとなっており、注目度を高めている。

プレースタイル

ベルナベーは、ミッドフィールダーとしての高い技術と知性を持ち合わせている。巧みなドリブルと正確なパスに加え、フリーキックからのゴールも得意だ。パルマでは、主に攻撃的ミッドフィールダーとしてプレーし、そのクリエイティビティと視野の広さの攻撃を司っている。

ベルナベーはマンチェスター・シティ時代に左サイドバックとしてもプレー経験があり、その多才さはチームにとって大きな武器だ。そのプレースタイルは、ジョアン・カンセロのように攻撃的な役割を担うディフェンダーとも比較されることがある。

マメ知識

  • バルセロナへの移籍:エスパニョールからバルセロナに移籍する際、両クラブの間で直接の交渉は行われず、バルセロナは毎年彼に接触していた。
  • キャプテンシー:エスパニョール時代、毎年キャプテンに選ばれ、特にダニ・ハルケの背番号21をつけることが誇りだったという。
  • パルマとの契約:2027年6月30日まで。

※ソースは『Fanpage』『GianlucaDiMario』『DAZN Italia』

ベルナベーは、来季セリエAに戻ってくるパルマでどんな活躍を見せるのか。注目したい選手の一人だ。

アドリアン・ベルナベー紹介動画

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