若き守備の要、トップクラブの関心を集める
サンプドリアのジョヴァンニ・レオーニは、2023/24シーズンのセリエBでブレークしている若手ディフェンダーだ。17歳の彼は、すでにU-18イタリア代表でもプレーしており、トップクラブから注目を集めており、8月27日にパルマ移籍が決まった。イタリアで注目される彼はどんな選手なのか、そのプロフィールとキャリアを詳しく見ていこう。(※2024年8月28日最終更新)
プロフィール
ジョヴァンニ・レオーニ(Giovanni Leoni)
生年月日:2006年12月21日(17歳)
国籍:イタリア
ポジション:センターバック
身長:193cm
これまでのキャリア
レオーニのサッカーキャリアはローマから始まった。彼は5歳の時に家族ともにヴェネト州に移住し、ヴィゴンティーナでサッカーを始め、チッタデッラを経てパドヴァのユースチームに加入し、U-13からトップチームまでの階段を駆け上がっている。
注目を浴びるようになったのは、2022/23シーズンのことだ。パドヴァでプロデビューを果たし、2024年1月にサンプドリアにレンタル移籍した。サンプドリアでは、アンドレア・ピルロのもとで急成長を遂げ、右センターバックとしてプレーするように。すぐに信頼をつかみ、サンプドリアの守備の要として定着している。
特に印象的なのは、2024年4月6日に行われたセリエB第32節のパレルモ戦でのゴールだ。このゴールは彼を一躍注目の的とし、イタリアのサッカーファンの間でその名を知られるようになった。彼のパフォーマンスは、サンプドリアをプレーオフ圏内に押し上げる大きな要因となった。
その活躍から2024年夏は移籍が注目された。当初注目されたのは、インテルへ完全移籍し、レンタルでサンプドリアにとどまるというアイディアだったが、8月28日にパルマへの移籍が決定している。
プレースタイル
レオーニのプレースタイルは、現代的なセンターバックに求められる要素を多く備えている。193cmの長身を活かした空中戦の強さ、身体能力の高さ、そして両足を使える器用さが特長だ。的確なポジショニングと予測力、そして1対1の強さが高く評価されている。さらに、ビルドアップの際に冷静にボールを扱うことができ、守備だけでなく攻撃の起点となることもできるため、ピルロ監督に信頼されている。こうしたプレースタイルが、彼が未来のトップセンターバックとして期待される理由だろう。
マメ知識
- レオーニは、クリス・スモーリングとフィルジル・ファン・ダイクを目標としている。
- 彼の夢はプレミアリーグでプレーすること。
- 初ゴールは2024年4月6日のパレルモ戦。
- U-18イタリア代表としてもプレーしており、デビュー戦ではオーストリアを相手に勝利を収めた。
- 「Leoncino(レオンチーノ)」という愛称で親しまれている。
- 2024年8月27日にパルマ移籍が決定。移籍金は500万ユーロで、今後の活躍次第で最大350万ユーロの上乗せがあると報じられた。
※ソースは『カルチョメルカート』と『ウルティモウオーモ』