アディショナルタイム弾でセリエAに
エンポリは26日に行われたセリエA最終節でローマと対戦し、2-1で勝利を収めた。この結果、セリエA残留を決めている。
降格圏の18位で最終節を迎えたエンポリは、前半を1-1で終えると、後半もなかなか勝ち越せない厳しい展開となった。セリエB降格が近づく中、後半アディショナルタイムにエムバイ・ニアンが勝ち越し弾を挙げて、残留圏に浮上。同時刻開催の残留争い直接対決でウディネーゼに敗れたフロジノーネを抜き去り、セリエA残留を決めた。
残留争いのスペシャリストとしても知られるエンポリのダヴィデ・ニコラ監督が試合後、『DAZNイタリア』で残したコメントを『TMW』が伝えている。
「エンポリでのこの18試合の残留は、プレーの美学として最も美しいね。勇敢な残留だった」
「幸福を感じるのと同時に謙虚でなければいけない。こういったゲームで成功かどうかが決まるものだが、私の意見はどういう結果になっても変わらなかった。守備も攻撃もよくやっていた。選手たちは言葉ではなく、行動で信じていることを示した。この謙虚な気持ちで我々はここまで進んできた」
劇的な残留劇となったエンポリは、来季のセリエAでもっと早い段階で残留を決められるようになるだろうか。