ビッグクラブとその他に溝
レーガ・セリエAは12日、セリエAの20チーム体制継続を発表した。
この日、ミラノでレーガの総会が行われた。その議題に挙がっていた18チーム制への移行は見送られた形だ。
セリエAのチーム減少についてはしばらく話題になっており、9日にはインテル、ユヴェントス、ミランの首脳陣がイタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長とミーティングを行い、18チーム制移行に賛同する意思を伝えたと報じられていた。
上位勢にとっては、クラブワールドカップも含めると最大で年間71試合をこなす超過密日程になるため、リーグ戦が減ることは大きな助けになりそうだ。一方で、試合数が減って収益が下がり、2部降格のリスクが高まるクラブにとっては問題である。『TMW』によると、賛成したクラブは上記3クラブにローマを加えた計4クラブで、その他は反対票を入れたとのことだ。
ひとまず20チーム制が継続することになったが、これは投票はあくまで拒否する権利にすぎず、最終的な決定権はレーガがあるとのことで、今後も議論が続く可能性はありそうだ。