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新たな主流? スイスで飛躍したイタリアの若き才能たち

パフンディは続けるのか

イタリア期待のシモーネ・パフンディは、スイスのローザンヌへ移籍する。経験を積むためにウディネーゼを離れて新しいクラブで挑戦を始めることになった。

近年、スイスはイタリアの若手がトップリーグを経験するための舞台としても考えられており、17歳のパフンディは次のチャレンジャーとなる。スイスで成長したイタリアの若手たちを紹介する。

シモーネ・パフンディ

ウディネーゼ→ローザンヌ(レンタル)

2022年11月に16歳8カ月でイタリア代表デビューを飾ったイタリア期待のタレントは、半年のレンタルでローザンヌへ移籍する。1500万ユーロの完全移籍オプションが付いており、今季終了後にウディネーゼを離れる可能性も。

マッティア・ザノッティ

インテル→ザンクトガレン(レンタル)

インテルでハビエル・サネッティと比較されてきた若手右サイドバックは、昨季セリエA3試合に出場した。U-20イタリア代表としてU-20ワールドカップの準優勝メンバーにもなり、2023/24シーズンにスイスへ渡っている。ここまでスイス1部リーグで17試合に出場して1得点2アシストという成績。うち先発が16回で、欠場した2試合も出場停止によるものとなっており、完全にレギュラーとして扱われている。

リッカルド・カラフィオーリ

ローマ→バーゼル→ボローニャ

現在ボローニャで活躍するリッカルド・カラフィオーリは、スイスで飛躍したイタリア人の一人だ。2022年夏にローマからバーゼルへ移籍した際、移籍金は260万ユーロだった。スイスでは公式戦38試合に出場して1ゴールを挙げ、シーズンの中でサイドバックからセンターバックにコンバートされている。2023年夏に400万ユーロの移籍金でボローニャに加入すると、好調チームの守備を支える一人として活躍中。『transfermarkt』の最新の市場価値は1300万ユーロに急上昇している。

ウィルフリード・ニョント

インテル→チューリッヒ→リーズ

ウィルフリード・ニョントはインテルが逃した大物だ。インテルの下部組織で育ったウインガーは、クラブとの契約更新を望まず、2020年夏にフリーでチューリッヒへ行った。スイスでの活躍が認められて、2022年6月に18歳6カ月でイタリア代表デビューを飾り、その後イングランドのリーズへ移籍。今季はイングランド2部チャンピオンシップで21試合に出場している。途中出場がほとんどだが、まだ20歳の若手であり、イタリア期待の才能であることは間違いない。

セバスティアーノ・エスポジト

インテル→バーゼル……→サンプドリア

2019年に17歳3カ月でインテルでセリエAデビューを果たし、その2カ月後にゴールも決めたセバスティアーノ・エスポジトは、セリエB複数クラブでのプレーを経験したあと、2021/22シーズンをバーゼルで過ごした。スイス1部リーグでは23試合に出て6得点5アシストを記録している。その後ベルギーでつまずいたものの、今季レンタルで加入したサンプドリアでは12月のリーグ最優秀選手に選ばれるなど、飛躍の兆しを見せているところだ。

フェデリコ・ディマルコ

インテル→シオン……→インテル

スイスへの武者修行の先駆けと言えるのがフェデリコ・ディマルコだろう。現在26歳となったインテルの左サイドは、2017/18シーズンにバーゼルにレンタルで加入した。シーズン序盤に骨折の重傷を負って長期離脱となったことも影響し、リーグ戦9試合で2アシストという成績だった。その後、パルマとエラス・ヴェローナで経験を積み、いまではインテルの主力となっている。

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