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バレンティン・カルボーニがユヴェントスから土壇場で同点弾も…【動画・コメント付き】

インテルからレンタル中のスター候補が初ゴール

1日に行われたセリエA第14節のモンツァ対ユヴェントスは、2−1でアウェーのユヴェントスが勝利を収めた。

終了間際の激闘

モンツァはユヴェントスとの大一番で驚きのメンバーを用意した。パトリック・チューリアを偽9番とし、その1列下にアンドレア・コルパニとホセ・マチン。右サイドにサムエレ・ビリンデッリ、左サイドにギオルゴス・キリアコプロスが入っている。対するユヴェントスは引き続き中盤が厳しい状況で、ハンス・ニコルッシ=カヴィーリアが先発した。

立ち上がりはユヴェントスが好発進。11分のドゥシャン・ブラホビッチのPKはモンツァGKミケーレ・ディ・グレゴリオのスーパーセーブ2連発に阻まれてしまい嫌なムードになるかと思われたが、直後のPKでアドリアン・ラビオが先制点を決めた。

モンツァは後半の頭からダニー・モタとロレンツォ・コロンボを入れて前線に変化をつける。ただ、主導権を握り続けたのはユヴェントスだった。

モンツァは76分にバレンティン・カルボーニを投入して最後の交代枠を使い切ると、インテルからレンタル中の才能が、終盤に輝きを放つ。

0-1で迎えた後半アディショナルタイムの1分、バレンティン・カルボーニは右サイドから得意のカットインで中に運んで左足でシュート性のボールを中へ。モタがわずかに届かなかったボールがゴール左隅に吸い込まれ、土壇場で同点になった。

しかし、試合はまだ終わらなかった。ユヴェントスが即座に反撃。アディショナルタイム4分、ラビオが右サイドをドリブルで突破して中にえぐって折り返す。フェデリコ・ガッティは一度はから振りしてしまうが、すぐに蹴り直し、ユヴェントスが勝ち越しに成功した。

モンツァは終了間際は、バレンティン・カルボーニが強烈なミドルシュートを放つも、わずかに枠の外。ユヴェントスがなんとか勝ち点3を手にした。

●こんなはずでは…。カルボーニはモンツァで苦戦中(2023/11/6)

試合後コメント

マッシミリアーノ・アッレグリ(ユヴェントス監督 / DAZNイタリア)

「強い相手に対して素晴らしい勝利だった。我々の目標は変わらずチャンピオンズリーグ出場権の獲得だ」

「前半は良かった。2点目を取れるチャンスもあった。アディショナルタイムにミスで失点してしまったが、すぐにリアクションができた。選手たちはこの結果を目指してよく頑張ったね」

ブラホビッチのPK
「彼は戦っている。コンディション的にも技術的にも良くなっている。次のPKを蹴るか? 様子をみよう」

スクデットレース
「ナポリとミランは戻ってこられる。シーズンは長く、多くの試合が残っている」

ラッファエレ・パッラディーノ(モンツァ監督 / 会見・DAZNイタリア)

バレンティン・カルボーニの投入
「彼を入れることでユヴェントスをひろげたかった。相手はとても低く構えるから苦しんだ。チームはよくやった。バレンティンは難しい状況で入ったが、彼もほかの途中出場の選手もよくやってくれた」

ユヴェントスはインテルとスクデットを争えるか
「もちろんだ。ユヴェントスはそのためにつくられているチームで、勝者のメンタリティーもある。今季はフレッシュだし、昨季以上に守備の仕方を分かっている。彼らは最後まで戦うはずだ」

マメ知識(『スポルトメディアセット』から)

  • バレンティン・カルボーニはモンツァの選手としてセリエA最年少ゴール。18歳271日。
  • バレンティン・カルボーニは今季カンピオナートで2番目に若い得点者。トップはアリヨン・イブラヒモビッチの17歳330日。
  • バレンティン・カルボーニのゴールからフェデリコ・ガッティのゴールまで136秒。
  • モンツァの枠内シュートは91分のバレンティン・カルボーニのゴールのみ。
  • ドゥシャン・ブラホビッチは直近7回のPKのうち4回が失敗。ただし、それ以前は12回全て成功している。
  • ハンス・ニコルッシ=カヴィーリアはセリエA初アシスト(先制点のCK)。

モンツァ対ユヴェントス:ハイライト動画

セリエA公式YouTube

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