連盟の準備不足にマクンブらの怒りが爆発
カリアリのFWアントワーヌ・マクンブが、コンゴ代表からの引退を決めたという。現地メディアの報道をもとに、19日に『カルチョ・カステッドゥ』などが伝えた。
マクンブはコンゴサッカー連盟に不満を抱えており、チームメート3人とともに代表からの完全引退を決断。すでに代表から離脱したという。
コンゴ代表は17日、ワールドカップ・アフリカ予選でザンビア代表と対戦して、2-4で敗れた。問題はこの敗戦ではなく、連盟のプロ意識の欠如とされている。
コンゴ代表一行が敵地に着いたのは、キックオフの5時間前。連盟がザンビア行きの航空機のチケットを手配したのがギリギリだったとのことで、疲労を抱えたままピッチに立つことになったという。
こういった準備不足は今回に始まったことではなく、マクンブらは以前から連盟に改善を求めていたと『Leaderfoot.cg』は伝えている。今回の一件で堪忍袋の緒が切れたのかもしれない。
フランス・パリ出身のマクンブは、今季のカリアリでセリエA12試合に出場し、1ゴールを決めている。普段ヨーロッパリーグのトップリーグでプレーするような選手にとって、コンゴ代表の準備不足は受け入れられなくても不思議ではないだろう。今後和解する可能性があるかは不明だが、現時点で戻る意思はないと伝えられている。